巣ごもりで「汚腸」に?腸活に大切な食事のタイミング | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2020.04.08
巣ごもりで「汚腸」に?腸活に大切な食事のタイミング

テレワーク
ついに緊急事態宣言が発令されましたね。
これにより、今まで以上にテレワークを導入する企業が増えていますが、 皆さんはテレワークしていますか?

テレワークや自宅学習で「巣ごもり」が増えると心配になるのが、 ”食事のリズムが乱れてしまうこと”です。

家にいるといつでも食べ物を口に運ぶことが出来ます。
上司や先生の目が届かないことを良いことに、 ちょこちょこスナックやチョコなど お菓子をつまみ食いしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ただでさえ自粛自粛で運動不足が心配される中、 こうした食事の乱れから太ってしまう人は増えることが予想されます。 更には食事の乱れによって腸内環境が乱れ、 美と健康を阻む「汚腸」を作る原因にもなる為、 こんな時こそ食事のリズムを整える意識を強く持つことが非常に大切です。

そこで今回は「巣ごもりで高まる汚腸のリスク」「腸活に繋がる食事のタイミング」について考えてみたいと思います。

普段から腸の不調を感じている方もそうでない方も、 是非最後までお付き合い頂き、腸活+抵抗力の強化にお役立てください。


腸は健康の要


腸
腸は健康の要です。
血液のスタート地点、また腸には多くの免疫システムが集まることから、 「腸の良し悪しが心と体の良し悪しを決める」と言っても過言ではありません。

ウィルスの脅威に晒されている今こそ 腸をしっかり整え、心身の健康を守りましょう。


食事のタイミングが腸の働きを左右させる


食事の時間
そんな腸を整える為には規則正しい生活習慣が欠かせません。
栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠、適度な運動などが基本ですが… プラスアルファで「食事のリズム」にも気を使う必要があります。

何故なら食事の間隔をしっかりとる事が、腸の働きを左右させるからです。


腸のお掃除タイムは「空腹時」


空腹
腸の主な仕事には大きく分けて2つの仕事があります。
それは「空腹時」の運動と「食事時」の運動。
そしてこの2つの運動の内、意外と思われるかも知れませんが、 腸が大きく働くのは「食事時」ではなく「空腹時」となります。

食後4時間ほどが経った空腹時に 「MMC」と呼ばれる”腸のお掃除タイム”が始まるのです。
この時に腸は大きく動き重要な作業が活発に行われます。


MMCとは…

migrating motor complexの頭文字をとったもので、 日本語名を「伝播性消化管収縮運動」と言います。

この時腸内では、殺菌性のある消化液が悪玉菌を処理し、 腸内環境を整える作業を行っています。

空腹時にお腹がグーグー鳴るのはこのためで、 腸が活発に動き腸内の大掃除が行われているのです。


「お腹が空いたから食べる」が正解


空腹
しかし、お菓子をつまんだり等、空腹時間を開けずに食事を連続して摂ってしまうと、 腸の動きが弱まりMMCのシステムが正常に働かなくなってしまいます。

十分に消化が進まないまま次々食べ物が腸に送られる結果、 腐敗した食物が腸内に停滞し悪玉菌が増殖。 腸内環境を悪化させる原因になってしまうのです。

つまり、腸内環境を整え腸を良好な状態に保つ為には、 次の食事までにしっかり空腹時間を取ることが大事。

テレワークや自宅学習で家にいると、 ついつい食べ物を口に運んでしまいがちですが、 ひっきりなしに腸に食べ物を送り届ける事は 腸に大きな負担をかけ、本来の機能を奪う行為に繋がります。

腸のことを考えれば「時間が来たから食べる」のではなく、 「お腹が空いたから食べる」が正解。

1日3食、食事のリズムを一定に保つ為にも、間食はなるべく控え、 腹八分目の食事を心掛けて意識的に空腹時間を作るよう意識しましょう。


夜ご飯は就寝前3時間前までに済ませる


睡眠
また、就寝前に食事を摂ってしまうと、 消化の為に多くのエネルギーが使われ睡眠の質を落とすことに繋がります。

質の良い十分な睡眠を確保する事は、腸を健康に保つ上で非常に重要。
睡眠の質を落とさないためにも、 食事は就寝前、最低でも3時間以上は空けるのが理想です。

早めに夕食を終え、しっかり消化が進んだ上で睡眠を取ることで、 便を運び出す腸の収縮運動が通常の200倍になる 「大蠕動」(だいぜんどう)が起こりやすくなります。

大蠕動は空腹時間が8時間ほど空く(胃や腸が空になる)事で促されます。
この習慣がつくと朝に排便が起きやすくなり、 毎日の排泄において良いリズムを作り出すことが出来る様になります。

腸内環境を整えウィルスに負けない強い体を保つためにも、 空腹時間を適切にとることはとても有効です。

規則正しい生活や十分な睡眠、ストレスを溜めないことや、 適度な運動を心がけるとともに、 食事のタイミングについてもこれを機に見直してみてはいかがでしょうか。


日々腸活に努め抵抗力を高めよう


ウィルスが広がりどこから感染するかも分からない今、 いざ侵入したウィルスに対抗する力をつける努力も、 感染拡大防止には不可欠かと思います。

抵抗力を高める為、食事の栄養バランスを整えたりヨーグルトを食べたりと、 食事の内容に気を使う方は多いと思いますが、 腸を良好に保つ為には食事のタイミングも同じように大切です。

「Stay home!」と言うことで、 自分で食事のタイミングを決めることが可能な時だからこそ、 腸が活発に活動できるよう自らマネジメントして腸活に努めましょう。