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2020.05.13
「DIT」を増やして食べながら燃える身体へ

ditを増やす食べ方

食事誘発性熱産生(DIT)をご存知ですか?

DITとは、Diet Induced Thermogenesisの略で、 食事によって消費されるエネルギーのことです。
食事をすると体が熱くなるのを感じると思います。 これはDITによるもので、DITが高いほど消費エネルギーが増え、 太りにくく痩せやすい身体作りに役立ちます。


私達が日々消費しているエネルギーには、主に3つの種類があります。

1・呼吸や血液循環、内臓を動かすなど生きているだけで消費される「基礎代謝」
2・運動や仕事、家事など活動によって消費される「活動時代謝」
3・食べたものを消化したり吸収する為に消費される「食事誘発性熱産生」(DIT)
の3つです。

そしてそれぞれの消費の割合は、 「基礎代謝」6:「活動時代謝」3:「食事誘発性熱産生」(DIT)1 とされ、DITは消費エネルギーの内の10%程を占めています。

例えば1日に2000キロカロリーの消費量がある人の場合、 この内200キロカロリーを食事によって消費している計算になります。 200キロカロリーを運動で消費しようとすれば、 ウォーキングを1時間、ジョギングなら30分する程の運動に匹敵しますから、 たった1割と言えどなかなかの消費量になることがお分かり頂けるかと思います。

そう、カロリー消費というと運動をイメージしがちですが、 食事をすることは、栄養やカロリーを摂取すると同時に カロリーを消費する行動でもあるのです。

そんなDITですが、食事の内容や時間、 取り方によってその量を増やすことが出来ます。

そこで今回は【DITを増やす食べ方・習慣】 をご紹介します。
代謝を高める食事の取り方をマスターし、 “食べながら燃える”太りにくい体作りに役立てましょう。


食事誘発性熱産生(DIT)の増やし方


食事誘発性熱産生(DIT)は、 食事をする際にちょっとしたポイントを抑えることで増やすことが出来ます。 すぐにでも取り組める内容ばかりですので、 是非日々の習慣として取り入れてみてください。


タンパク質をしっかり食べる


たんぱく質

DITによる消費エネルギーは「何を食べたか?」食事で摂取した栄養素によって変わります。 例えば糖質のみの時は6%、脂質のみの時は4%のカロリーが消費されます。

これに対しタンパク質のみ摂取した時は、30%と多くのエネルギーが消費されます。 これは糖質や脂質に比べると、タンパク質の消化吸収や代謝過程が複雑な為。 つまり、タンパク質をしっかり食べることがDITを増やすことに繋がるのです。

またタンパク質は、基礎代謝量を増やすのに役立つ 筋肉づくりに欠かせない栄養素でもあります。 特に減量中に不足しやすい為、毎日の食事でしっかり補うことが大切です。

タンパク質は肉や魚、卵、大豆製品、乳製品などに豊富です。
食事の栄養バランスを見ながら積極的に補いましょう。


運動を継続し筋肉を維持・強化する


運動の重要性

加齢や運動不足によって筋肉量が減ると、 基礎代謝量が低下するだけでなくDITも低下します。

DITを高め太りにくい体を維持するためにも、 運動習慣の継続により筋肉を維持・強化することがとても大切です。

タンパク質の摂取と合わせ、しっかりと体を動かし筋肉の強化に努めましょう。


1口30回を目安によく噛んで食べる


「食事はよく噛んで食べましょう」と昔からよく言われます。
よく噛んで食べることで満腹中枢を刺激し食べ過ぎを予防したり、 血糖値の急上昇を防ぎ肥満を予防するなど、様々な効果があります。

また、良く噛むことは交感神経を刺激し、DITを増やすことにも繋がります。
1口30回を目安によく噛んで食べることは”健康な食事の基本”です。
噛むほどに痩せに繋がると思い、食事はゆっくりよく噛んで味わいましょう。


温かいものや辛い物を食べる


体温が1度上昇すると、代謝量は13%上昇すると言われます。
温かいものや辛い物を食べると体が熱くなりますよね? 体温が上がり血流がアップするとDITも高まります。

なるべく食事を選ぶ際には温かいものを選ぶのがお勧めです。
そして、胃の不調がないかなど体調を見て香辛料を加えてみるのも良いでしょう。

辛みとして料理によく使われる唐辛子には、 脂肪の燃焼を助けてくれる「カプサイシン」が豊富に含まれています。 DITを高め脂肪にもアプローチできるダイエットの強い味方です。


朝食をしっかり食べ夜食は控えめにする


食事

DITによる代謝は朝が最も高くなり、夜にかけて少なくなります。
夜遅い時間の食事が太りやすいのはこの為でもあります。
DITを高め代謝の良い体を維持する為にも、 朝はしっかり食べて夜は控えめにすることが重要です。

また、私たちは夜眠っている間に体温が低下します。 朝起きて朝食をとることは、体を活動モードにするスイッチとなり、 体温を上げて1日を通してエネルギーを消費しやすくする効果もあります。

代謝を高めダイエットを効率よく行う上で、朝食をとる事はとても重要です。
朝食をおいしくいただくためにも夜ご飯は早め、控えめに終わらせ、 朝はなるべく余裕を持って起き、朝食を食べて1日を元気にスタートさせましょう。


DITを増やし無理なくスリムを目指そう


さていかがでしたか?
消費カロリーを増やそうとする場合、 ウォーキングやジョギングなど運動に励む方は多いですが、 食事でDITを増やすことでも楽に消費することが出来ますよ。

是非上記でご紹介した内容を日々の食事で心がけ、 DITを増やすことから痩せやすい体作りに努めてみてはいかがでしょうか。