熱中症に厳重警戒!夏の運動時の注意点とは? | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2021.07.21
熱中症に厳重警戒!夏の運動時の注意点とは?

夏の運動時の熱中症対策

夏の運動時に心配になるのが「熱中症」です。
運動時は筋肉を動かすことで大量の熱が発生することから、 体に熱がこもりやすくなり熱中症にかかるリスクが高まります。

毎年多くの方が熱中症で救急搬送されていますが、 特に7月から8月にかけての夏場に多く発生していますから、 暑い時期の運動には厳重な注意が必要です。

ここでは、【夏の運動時の熱中症対策】についてご紹介します。
夏の運動で熱中症にならない為には、 運動中の対策はもちろん、運動を始める前の準備も重要になります。 是非、熱中症予防の正しい知識を身に付け、夏の運動には安全に取り組みましょう。


夏の運動時の熱中症対策


夏の運動

普通に生活するだけでも熱中症の危険度が高まる夏ですが、 運動時には筋肉が多くの熱を生み出すことから、より熱中症に陥る危険が増します。

気温や湿度が高い夏場に運動を行う際には、 運動環境や体調面に十分考慮し、安全に取り組むことが何より大事。 以下では、夏場の運動で熱中症にならない為の対策をご紹介! 正しい対策を心がけることで熱中症は予防できますので、 是非運動の際には意識して取り組んでみましょう。


運動は暑さに体を慣らしてから


熱中症は急に暑くなったときに発生しやすくなります。 梅雨明けすぐは体がまだ暑さに慣れていない場合もあります。 また、コロナ禍による巣ごもり生活の影響で暑さに慣れていない方も多いはず。 そんな状態で急に運動を行うのは要注意です!

急な暑さに体が慣れるまでは2週間程度はかかります。 体が暑さに慣れるまでは激しい運動を行わないようにし、 強度の低い運動を休憩を挟みながら行うなどして、 暑さに体を慣らしながら徐々に強度や運動時間を増やすようにしましょう。


汗をかける身体への準備


体温調節は汗で行う為、 汗をしっかり出せる身体にしておくことも熱中症対策には大事です。

普段、運動習慣がない人や、湯船に浸かる習慣がない人などは汗をかきにくく、 体の中に熱がこもりやすくなっている場合があります。 汗が出る場所である「汗腺」は、使わないと衰えていくため、 日ごろから汗をかく習慣を身に付け、汗腺の機能を高めておくことが対策に繋がります。

また、汗をかきやすい身体への準備と言う意味でも、まずは軽い運動から始め、 徐々に運動を習慣付けて汗をかきやすい体を作って行きましょう。


こまめな水分補給を行う


夏の気温が高い中での運動では大量の発汗が起きます。 体が脱水にならないよう、しっかりと水分補給を行うことが大切です。

運動中に喉が渇いた時にはすでに脱水が始まっている合図。 喉が渇く前にこまめな水分補給を心がけましょう。

同時に、水分と一緒に汗で失われる塩分や、不足しがちな糖質を摂取すると良いです。 夏場の運動で大量の汗をかく時には、スポーツドリンクや経口補水液など、 電解質を同時に補える物で水分補給するのがおすすめです。 効果的に水分補給を行い熱中症予防に繋げましょう。


アルコールは水分にあらず


暑い日やスポーツ時のビールなどはスカッとして美味しく感じるものですが、 アルコールは飲んだ以上の水分を尿として排出するため脱水に繋がりやすくなります。 また、過度な飲酒は、睡眠の質を落とす、 体温調節機能が低下するなど熱中症のリスクになります。 こうしたリスクを減らす為にも、運動中はもちろん、 運動の前日などはできるだけ飲酒を控えるようにしましょう。


こまめに休憩をとる


暑い中での運動は体力の消耗も大きいため、 無理せず時々休憩をとりながら行うことが大切です。 日陰や風通りの良い場所など涼しい場所で体を休め、 休憩中には氷嚢などを使って体を冷やすと熱中症予防に繋がります。

また、防具をつけるスポーツの場合は、 休憩中になるべく防具を外し通気性を高めましょう。


涼しい時間帯や環境を選んで行う


夏の運動はできるだけ涼しい時間帯を選んで行うようにしましょう。
屋外に出る場合は、朝の早い時間や日が沈む夕方の時間帯など、できるだけ涼しい時間を選ぶ。 室内では、エアコンを活用したり、窓を開ける、扇風機を活用するなど、 運動を行う時間や場所を工夫して対策しましょう。


服装の工夫


外で運動する場合は帽子をかぶり、頭部に直射日光を当てないようにしましょう。
吸湿性や速乾性に優れた通気性の良い衣類を着用するなど、 熱中症対策には服装にも気を使うことが大切です。


人と距離を空けマスクは外す


マスクをつけたまま運動すると、肌や空気から熱が逃げにくくなったり、 喉の渇きを感じにくく、気づかない内に脱水に繋がるなど、 熱中症に陥りやすくなります。
屋外では人との間隔を十分にとり(2メートル以上)、マスクを外して運動を行いましょう。


体調がよくない時は無理せず休む


暑さへの耐性は個人個人で大きな差があります。 また、同じ人であっても、その日の体調によって変わります。 疲労がある場合や睡眠不足、風邪をひいていたり下痢をしているなど、 体調が悪い場合には無理に運動を行わないようにしましょう。

特に体力の低い人や暑さに弱い高齢者、 肥満傾向にある人は熱中症にかかりやすい為、無理は禁物です。


朝は朝食を摂り体力をつける


夏場の運動は思っている以上に体力を消耗します。 体力の低下は熱中症のリスクを高める為、 スタミナ不足にならない様、朝からしっかり食べて体力をつけましょう。


熱中症対策をし夏の運動には安全に取り組もう


夏の運動時の注意点

地球温暖化による気温の上昇やマスク着用の影響で、 熱中症の危険度がいつも以上に高くなっている今年の夏。

好きな運動をより楽しむためには熱中症対策をしっかり行うことが欠かせません。
是非、適切な予防処置をとることから熱中症を防ぎ、 暑い時期でも運動には楽しく安全に取り組んでいきましょう。