女性に嬉しい栄養がたっぷり「いちじく」の魅力 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2021.11.03
女性に嬉しい栄養がたっぷり「いちじく」の魅力

イチジク

秋はイチジク(無花果)がおいしい季節ですね。
イチジクの旬は1年に2回あります。 6月頃から7月頃に収穫される品種を「夏果」、 そして8月頃から11月頃に収穫される品種を「秋果」と呼び、 よくスーパーに並ぶものは秋果の品種にあたります。 ねっとりとした果実の中にあるプチプチの食感が特徴的なイチジク。 ほんのりとした優しい甘みが上品で好きな方も多いですよね。

そんなイチジクですが、ミネラルや食物繊維などの栄養が豊富で 「不老不死の果実」とも呼ばれることをご存知でしょうか?

そこで今回は、イチジクに含まれる栄養や効果、オススメの食べ方を紹介します。
女性に嬉しい効果が期待できるイチジク。 旬の時期にしか味わえないジューシーでとろけるようなおいしさを、 是非日々の健康と美容に役立てましょう。


女性に嬉しいイチジクの栄養


イチジクの栄養

「不老不死の果実」と言われるくらい栄養が溢れるイチジク。 イチジクには具体的にどのような栄養が含まれるのでしょうか。 美容やダイエットにも良く、女性に嬉しい効果が期待できる イチジクの栄養とその効果を以下にご紹介します。



「鉄」は赤血球のヘモグロビンの材料となり、 全身に酸素を運ぶ重要な働きをしています。
不足すると鉄欠乏性貧血を引き起こし、集中力の低下や息切れ、 動悸、ふらつき、頭痛を引き起こすなどの症状が出ることがあります。

鉄は代謝をスムーズにしたり、肌の若々しさを保つ、 冷えを予防するなど、美容と健康において重要な成分です。 鉄は毎月月経のある女性に不足しやすい栄養素である為、 特に女性は日々の食事から積極的に補うことが大切です。


カルシウム


「カルシウム」は、強い体、健康な体を維持するために重要な成分です。
カルシウムは骨や歯の材料となる重要なミネラルです。 慢性的に不足することで起きやすくなる、骨粗しょう症の予防に役立ちます。
特に女性は高齢になるにつれ減ってくる女性ホルモンの影響により、 骨粗しょう症のリスクが男性よりも高くなる為、 予防の為のカルシウム摂取は重要です。

またカルシウムには、筋肉を収縮させたり精神を安定させる働きもあります。 不足すると体のだるさやイライラなどの症状を引き起こす原因にもなる為、 日々の食事で不足しない様意識的に摂ることが大切です。


カリウム


「カリウム」は体内の余分なナトリウムを排出して、 むくみを予防したり血圧を正常に保つ働きがあります。 また腎臓の老廃物の排出を助けたり、 筋肉の収縮をスムーズにする働きも担っています。


食物繊維


イチジクには、水溶性食物繊維の「ペクチン」が多く含まれています。
ペクチンは水を含むとゲル状になり、 便を柔らかくして排便をスムーズにする効果があります。 便秘を改善し腸内環境を整えることから、美肌やダイエット、 免疫の強化など様々な効果が期待できます。

また食物繊維は、食事による血糖値の上昇を緩やかにする働きや、 血中コレステロールを抑制する働きもあります。 肥満や糖尿病などの生活習慣病を予防する効果がある他、 抗糖化により老化対策としても役立ちます。


アントシアニン


イチジクにはポリフェノールの一種である「アントシアニン」が含まれています。
紫色の色素であるアントシアニンには強力な抗酸化作用があり、 老化の原因になる活性酸素を取り除き、癌を始めとする様々な病気の予防、 アンチエイジングに効果を発揮します。

また目の働きを高め、疲れ目対策や視力の回復にも役立ちます。 デジタル機器で目を酷使している今の時代にはぴったりの栄養素ですね。


フィシン


イチジクにはタンパク質を分解する酵素である「フィシン」が含まれています。
料理に使用することで肉を柔らかくしたり、 消化を助けてくれる効果が期待できます。


エラグ酸


ポリフェノールの一種である「エラグ酸」もイチジクには含まれています。
こちらも同様に強い抗酸化作用があります。 癌などの病気の予防やアンチエイジング効果が期待できる他、 抗菌・抗ウィルス、美白など、美と健康に様々な効果が期待できます。


植物性エストロゲン


イチジクのつぶつぶには「植物性エストロゲン」が含まれています。
植物性エストロゲンは女性ホルモンと似た働きをすることから、 月経前症候群(PMS)や生理痛、更年期障害など、 女性特有の辛い症状の緩和効果が期待出来ます。


イチジクは皮ごと生で頂くのがお勧め


イチジクのおすすめの食べ方

女性に嬉しい栄養がたっぷりなイチジクのお勧めの食べ方としては、 定番のジャムやコンポートなども良いですが、 やっぱり旬の時期にはフレッシュなものを生のまま頂くのがお勧めです。

ヘタの部分からバナナのように皮をむいて食べる。 真ん中から切ってスプーンでほじって食べる。 こうしたスタンダードな食べ方がありますが、 最もお勧めなのは”皮ごと食べる”ことです。

他のフルーツ同様、イチジクに関しても皮の部分に ポリフェノールやビタミン、ミネラルが多いので、 皮が薄い部分はそのまま皮ごと頂くと良いです。
火を通さないことで酵素の恩恵も受けることが出来ます。


意外と簡単なイチジクの活用法


イチジクの食べ方

イチジクは、りんごやみかん等と比べてマイナーなフルーツである為、 「食べ方が分からない」と思われる方もいらっしゃる様です。 また、フレンチやイタリアンで出てくるオシャレな果物のイメージもあり、 「調理が難しそう」と敬遠される方も…。

でも、上記でも挙げたように食べ方は至ってシンプルです。 皮ごと食べやすい大きさにカットしてそのまま食べるのはもちろん、 ヨーグルトに加えるも良し。また、クリームチーズと一緒に バゲットにのせて食べるだけでもおしゃれな前菜になります。 肉やチーズとの相性が良いため、 生ハムとチーズなどと合わせてサラダにしたり、 肉のグリルの付け合わせとして添えたりしても美味しく頂くことができます。

いつもの料理にちょっと添えるだけでも 一気にお洒落な食卓に早変わりしますので、 是非難しく考えずに様々なアレンジに挑戦してみて下さい。


栄養が凝縮されたドライイチジクもお勧め


ドライイチジク

生のイチジクは腐るのが早く、長期保存には向きません。 そこでオススメなのが、乾燥させた「ドライイチジク」です。

市場に出回る期間が短いフレッシュなイチジクと違い、年中楽しめる上、 持ち運びも便利で小腹が空いた時の間食にもぴったりです。

ドライイチジクは水分が抜けて栄養素が凝縮されることから、 少しの量でも、豊富な栄養を効率よく補うことができます。 お菓子等と比べてもカロリーが低いため、 ダイエット中のおやつとしても良いですね。 是非活用してみましょう。


イチジクを食べて中から健康で美しく


手間がかからず鉢でも栽培が出来る手軽さから、 日本では家庭で栽培されることも多かったイチジク。 イチジクと言えば小さい頃に、実家や祖父母の家で 食べた記憶があると言った方も多いのではないでしょうか。 そして、他のフルーツと比べ流通量が多くない為、それ以来 あまり食べたことが無いなんて方も多いかも知れません。

しかし身近にあるのに手に取らないとしたら勿体ないです。
完熟した旬のイチジクは甘くてとても美味しい上に、 体が喜ぶ栄養素が豊富に含まれています。 特に女性に嬉しい栄養がたっぷりですので、 是非冷え込みが厳しくなるこれからの時期、 旬を味わいながら、美と健康に役立ててみてはいかがでしょうか。