筋トレはなぜ必要?実は怖い「筋力低下のデメリット」 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2020.05.27
筋トレはなぜ必要?実は怖い「筋力低下のデメリット」

筋力低下

自粛による運動不足やコロナ太り解消の目的で 宅トレに励む人が増えていますが…
皆さんはトレーニングをしていますか?

ダイエットが目的の場合、「太くなるから筋トレはしたくない」 「運動は苦手だから」と食事制限だけに取り組む方は少なくありません。

「筋トレ」と言うと、どうしてもムキムキな肉体を想像しがちです。
特に女性の場合は敬遠する人も多いでしょう。

しかし、筋肉は代謝を高め痩せやすい体作りに役立つ他、 見た目だけじゃなく、脳や内臓、皮膚の健康に至るまで、 様々な機能の底支えとして役立つ重要な器官なのですよ!

食事制限のみで体重が減ったと喜んでいた場合、 それは筋肉が減った事による体重減少の可能性が高いです。 筋肉が減ると、 代謝が下がり逆に太りやすくなったり老化を速める原因にもなる為、 しっかりと運動を取り入れアプローチしていくことが 美と健康を支える上でとても大切です。

そこで今回は「筋肉が減ることのデメリット」についてお届けします。

世の中が便利になり、現代人は大幅に運動量が減りました。 加えて自粛生活で動かない時間が長くなったことや、 無理な食事制限によるダイエットなどの影響で、 若者の間でも筋力の低下が問題視されています。

筋トレをする意味について理解を深めることは、 筋トレを継続するモチベーションにも繋がるはずです!
是非ご覧頂き、明確な目的の元で楽しくトレーニングに励みましょう♪


20歳位をピークに年々衰える筋肉


筋力低下

トレーニングなどをしていない限り、私たちの筋肉は20歳位をピークに年々衰えていきます。
具体的にどれほどの量が衰えるのか、考えてみたことがあるでしょうか?

一般的に、30歳から50歳位までは年に0.5から0.7%の割合で筋肉が減るとされます。これは、例えば20歳のときの筋肉量を100とした場合80。2割も減ってしまう計算です。また50歳を超えると筋肉の減少がさらに加速し、年1%から2%の割合で減ると言われています。 この場合では80歳でなんと50になる計算。筋肉量のピークだった20歳位の筋肉量と比べて半分にまで減ってしまうのです。

こうやって具体的な数字を見て考えてみると、「ぎょっ」としてしまいますよね。


筋肉が減ることのデメリットとは?


筋肉は見た目を変えるだけでなく、 体の様々な器官に働きかけ健康を支える重要な役割を担っています。

筋肉が減ると、そうした下支えを失うことに…。
以下では筋肉が失われることで考えられるデメリットをご紹介します。
一つ一つ確認して頂き、 筋トレする意味や筋肉の重要性について理解を深めましょう。


基礎代謝量が低下し太りやすくなる


呼吸をする、内臓を動かす、血液を循環させるなど、 私たちが生きているだけで消費されるエネルギーのことを「基礎代謝量」と呼びます。

基礎代謝量は1日に消費する総消費カロリーの60%程を占めている為、 いかに基礎代謝量を増やすかが、太りにくい体を維持するには重要です。

この基礎代謝量に大きく関わっているのが筋肉です。 筋肉は常に熱を生産していて基礎代謝量の内の20〜30%ほどを占めています。 つまり、筋肉が衰えてしまえば基礎代謝量も減ることに…。

歳を重ねるごとに太りやすくなるのは筋肉が衰える為です。
中年太りをしない為にも! 筋肉量を維持・強化し、基礎代謝量を高める意識を持つことが大切です。


筋肉の減少は体の冷えを呼ぶ


冷え性

筋肉は血液をスムーズに流すポンプの役割も担っています。

特に心臓から遠く離れた下半身の血流促進にはふくらはぎの筋肉が重要! ふくらはぎの筋肉が活発に動くことで、 足の血流を一気に押し上げ、血液が全身を勢いよく流れます。

筋肉が減ることは、血流を流すポンプの力を弱めることに繋がります。
血流が悪化すれば体が冷えやすくなり「冷え性」を招くことも。

冷えは万病の元!美容とダイエットの天敵です。
また、冷え性によって体温が1度下がれば免疫力は30%も下がるとされます。 免疫の低下から様々な病気を招かないためにも、 筋力を高めることが必要です。


見た目も中身も老化する


老化

筋肉は、体型を中から支える「天然のコルセット」です。 筋肉がほどよくついていることが、 若々しい見た目を維持する上で不可欠となります。

体の内側から体型を支えてくれているコルセットが衰えれば、 体型や姿勢が崩れ、見た目を大きく変化させてしまいます。

たるんだお腹やポッコリ下腹、 振り袖の様に垂れた二の腕にピーマン尻、 曲がった背中など、おばさんん体型・おじさん体型を招く最大の要因です。

こうした見た目の老化を加速させないためにも、 日頃から筋肉を鍛え体型をキープしましょう。

また、筋トレをすることで、 若返りホルモンである「DHEA」の分泌が促されます。

同時に筋トレは成長ホルモンの分泌も促します。 成長ホルモンは寝ている間に分泌されるイメージがありますが、 トレーニングの後にも分泌されることが分かっています。

更には、筋肉から分泌されるホルモン様物質の一種「マイオネクチン」は、 シミのもとになるメラニンの生成を抑制し美肌に導くとされています。

筋トレして筋肉を維持する事は、体の中と外の若々しさに大きく影響するのです。


生活習慣病や骨粗しょう症のリスクが高まる


骨粗しょう症の女性

糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞など、 生活習慣病にも筋肉の減少が関わっているとされています。

代謝の減少から太りやすくなることと繋がる部分でもありますが、 食事から摂取する糖分の一部は筋肉で消費される為、 筋肉が少ないとその分糖の消費量が減り、 肥満や糖尿病などの生活習慣病を引き起こしやすくなるのです。

また、中高年になると骨粗しょう症の予備軍が増えます。 骨粗しょう症は、骨がもろくスカスカになり骨折しやすくなる状態になる事です。
筋トレは骨を丈夫にして、この骨粗しょう症を予防する事も知られています。

筋トレは筋肉を丈夫にするだけでなく、骨も丈夫にするのですね。
特に男性よりも骨量の少ない女性は骨粗しょう症になりやすいですから、 丈夫な骨を維持するためにも、 筋トレを今から習慣として身に付けておくべきです。


日頃から筋肉を強化しリスクを減らそう


筋トレ

他にも、体力が低下し疲れやすくなる、睡眠の質が落ちる、 認知症のリスクが高まる、 骨盤底筋群の衰えから尿やガスが漏れやすくなる、 姿勢の崩れから歪みを招き、肩こりや腰痛に悩まされるなど、 筋肉が減少する事で考えられるデメリットは山程あります。

もちろんこれらは中高年だけの問題ではありません。
食事制限のみのダイエットでは著しく筋肉量が減ってしまうなど、 筋力の低下は若い人にとっても身近な問題です。

筋力低下によるリスクをなるべく回避するには運動の継続が不可欠です。
上記の様なリスクを引き寄せない為にも、 是非日頃から適切な運動と食事を心掛け、美と健康の維持に努めましょう。