夏バテを誘発する食事と予防の為の5つのポイント | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2019.08.07
夏バテを誘発する食事と予防の為の5つのポイント

夏バテしやすい食事
お腹が減っているはずなのに食欲が出ない、 やる気が起きない、体が重くてだるいなどの症状が現れる「夏バテ」 

暑さや急な温度変化などによって自律神経が乱れてしまうことで起きる夏バテですが、 実は食習慣も大きく影響していることを皆さんはご存知でしょうか?

栄養が偏ると、体の機能がうまく働かずに元気がなくなる、 そして更に食欲がなくなり益々元気がなくなると言った悪循環に陥りやすくなります。
間違った食事で夏バテを悪化させない様、 暑さがピークの今こそ日々の食事で栄養を整えることが大切です。

そこで今回はこの時期特に気を付けたい! 【夏バテを誘発する食事と予防の為の5つのポイント】 をご紹介します。

以下のような食事のとり方をしていませんか?
少しでも思い当たるものがあれば、食生活を見直すきっかけとして役立ててみてくださいね。


夏バテしやすくなる食事パターンとは?


体を冷やす食事
間違った食事の摂り方や栄養の偏りは、体の不調を招き夏バテをしやすくなります。
以下では、夏バテしやすい食事のパターンと夏バテを防ぐ食事のコツを5つほどご紹介します。
当てはまるものがあれば改善し、猛暑の夏を元気に乗り切りましょう。


1.一度に大量の水分をとっていませんか?


暑い夏は、熱中症予防のためにも水分補給が大切です。 しかし、1度に大量に水分をとることで胃液を薄めてしまい、 消化不良を起こす原因になるので注意しなければいけません。

消化不良を起こすと、折角の栄養が体に十分吸収されないまま排泄されてしまい、 夏バテを起こしやすくなります。 下痢になれば水分を大量に失われるため、熱中症の危険度も増します。

夏バテや熱中症を予防する為にも、水分補給は”喉が渇く前にこまめに”摂取することが大事!
特に影響が大きい食事中には水のがぶ飲みは控え、適切な補給を心掛けましょう。


2.食欲が出ないからと食事を抜いていませんか?


暑くて食欲が沸かないからと、食事を抜いてしまう方が夏になると増えます。 また、食欲がないことを良いことに「食べないダイエット」に励む方もいらっしゃいます。

しかし、ただでさえ体力の消耗の大きい夏は、 栄養不足になることで代謝が落ち、逆に太りやすくなるばかりか、 体力が落ちて疲れやすくなるなど夏バテを誘発させてしまいます。

また、食事を抜くことでミネラルが不足し、熱中症のリスクも高めてしまう危険性大!
食欲が減退しがちな夏こそ、しっかり食べてスタミナを付けることが大事です。

シソやニンニク、みょうがやニラなどの香味野菜、 またカレー粉などのスパイス類、お酢には食欲を増進させる効果があります。 こうした食材を調理に活用して、食欲の低下を防ぐとともに栄養を補いましょう。


3.炭水化物中心の食事になっていませんか?


暑い夏の食事と言えば、そうめんやざる蕎麦、冷やしうどんなどの麺類が定番。 「暑いし冷たい麺類でさっと済ませちゃおう」と、こうした麺類を選ぶ方は多いですよね。

しかし、具のない麺類はタンパク質やビタミン類が不足し、 代謝の低下から夏バテを引き起こしやすくなるため注意が必要です。

具の少ない麺類の栄養は主に「炭水化物」(糖質+食物繊維)がメインとなります。 糖質はビタミンB群の助けによってエネルギーを生み出す為、 糖質メインの食事ばかりだとどうしてもビタミン類が不足してしまうのです。

麺類であれば、卵やチャーシュー、野菜の沢山乗った冷やし中華を選んだり、 別でトッピングを追加するのがお勧めです。 どんぶりならば小鉢やサラダ、汁物を追加するなどして、 出来るだけ食事のバランス強化を図りましょう。


4.冷たいものばかりでお腹を冷やしていませんか?


アイスやかき氷、キンキンに冷えたビールなど、夏は冷たいものが欲しくなりますよね。

しかし、腸は冷えに弱いと言う性質があります。
冷たい食べ物や飲み物ばかりをとっていると機能が低下し、 消化吸収する力が弱まったり、自律神経の乱れを招き夏バテを引き起こすほか、 免疫力の低下から夏風邪の原因にもなるので気を付けましょう。

冷たい食べ物や飲み物を摂りすぎない、 または、冷たいものを食べる時は暖かい汁物やお茶などを一緒にとるなどして、 お腹を冷やさない様心がけたいです。


5.カップ麺などのインスタント食品に偏っていませんか?


暑いと台所での調理も面倒になるため、 カップ麺などのインスタント食品に頼ってしまう方も多いですよね。

しかし、インスタント食品などの加工食品は、添加物や塩分がたっぷりなものがほとんど。 体に必要なビタミンやミネラルが含まれていないばかりか、 これらを消化するために多くの栄養が奪われてしまいます。

ただでさえ、夏はたくさん汗をかくのでミネラルが失われがちです。 夏バテや熱中症を予防する為にも、 夏こそ旬の野菜や果物からミネラルを補給することを意識しましょう。


食事を整え夏バテを撃退しよう


夏のバランス定食
地球温暖化の影響もあり、年々気温が上昇し夏バテをしやすくなっています。

夏バテの原因は食事だけではありませんが、 食事の取り方や栄養バランスに注意することで予防改善に繋げることが出来ます。

暑くて食欲がわかない、そして栄養もおろそかになりがちな夏こそ栄養をしっかり摂ることが大事。
是非これを機に食生活を見直していただき、 食事を整えることから元気な毎日に繋げていきましょう。