寝不足が太る原因?睡眠とダイエットの深い関係 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2021.06.30
寝不足が太る原因?睡眠とダイエットの深い関係

寝不足とダイエット

長引くコロナ禍で「睡眠」に問題を抱える人が増えています。

おうち時間が増え運動量が減ったことや、何かと我慢が強いられるストレス、 リモートワーク等による生活の変化が影響している様ですが… 皆さんはしっかり眠れていますか?

人生の3分の1を寝て過ごしていることからもお分かりの通り、 「睡眠」は私たちが健康に生きていくためには欠かせない習慣です。 内臓を休ませたり記憶を整理するのと同時に、 健康な皮膚、筋肉、ホルモン、免疫、爪や髪の毛を作り出す等、 非常に重要な役割を果たしています。

また、眠りの質はダイエットにも大きく影響します。 寝不足や睡眠の質が悪化することで、代謝の低下や食欲の増加を招き、 ダイエットの進捗具合が悪くなるのです。

蒸し暑くなり、ダイエットに力を入れる方も多いはずですが、 なかなか思うような結果が出ていない場合、 それは寝不足や睡眠の質の低下が影響しているかも知れません。

そこで今回は、【睡眠がダイエットに与える影響】 についてご紹介します。

是非この機会に、睡眠とダイエットとの関りを知り、 睡眠の質の向上に乗り出すことから、ダイエットのスピードアップに繋げましょう。


睡眠がダイエットに与える影響


ダイエット

普段何気なく寝ている方は多いと思いますが、 睡眠時間や睡眠の質は体重管理に大きく影響します。

これは、睡眠の質が食欲を司るホルモンに関係しているからです。

ホルモンは、体の中でつくられている物質で、 日々健康維持の為に様々な機能を調節してくれています。
その中には、食欲を調節する役目を果たしているホルモンがあります。 食欲を増進させる「グレリン」と呼ばれるホルモンと、 食欲を抑える「レプチン」と呼ばれるホルモン。 これらが交互に働いて、私たちの食欲を日々コントロールしています。 そしてこれらのホルモンは、睡眠によって影響されることが分かっているのです。


睡眠不足は食欲を乱す


例えば、睡眠の質が落ちていたり、寝不足になってしまうと、 食欲を増進させる「グレリン」が増え、逆に食欲を抑える「レプチン」減ります。 睡眠不足になると必要以上に食欲が沸き、 食べ過ぎや肥満へと繋がりやすくなります。

逆に、十分で質の良い睡眠をとることが出来ると、今度は逆のことが起こります。 食欲を増進させる「グレリン」の分泌が抑えられて、 食欲を抑える「レプチン」の分泌が増えます。 余計な食欲が抑えられ肥満の予防に繋がるのです。

ダイエットを行う上で一番難しいのが”食欲のコントロール”かと思いますが、 質の良い十分な睡眠をとることで自然と食欲が抑えられますから、 それだけダイエットが有利に進められるのです。


痩せやすい身体に繋がる成長ホルモン


睡眠

また、睡眠とダイエットを考える上で忘れてはいけないのは、 「成長ホルモン」の存在です。

成長ホルモンとは、脳下垂体という場所から分泌される ”体の成長や代謝”などを司るホルモンのこと。 これは、傷ついた細胞を修復したり、骨や筋肉を作ったり、 成長期には身長を伸ばすなど人体の成長を促す働きをします。 この働きは、肌の新陳代謝にも大きく影響するため、 美肌を維持するためにもとても重要な役割を果たします。 更には細胞の修復や体の成長には多くのエネルギーを消費しますので、 それだけ脂肪の燃焼効率も上がりダイエットにも繋がるのです。

成長ホルモンは、別名「若返りホルモン」または「痩せホルモン」とも言われます。
この働きをダイエットに利用しない手はありません。


入眠後3〜4時間程の深い眠りが重要


では、どうしたらこの痩せホルモンを沢山分泌させて、 ダイエットの効率を上げることが出来るのでしょうか?

成長ホルモンの分泌を増やす為には、 やはりここでも睡眠の質が重要になってきます。

成長ホルモンは深い眠りであるノンレム睡眠時に分泌量が増える為、 「深い眠りにつく」ことがとても大切。 特に入眠後3〜4時間程が最も活発になる時間ですので、 いかにこの時間に熟睡しているかどうかが、 ダイエットやアンチエイジングを考える上では重要です。


快眠のポイントはメリハリのある生活


運動

質の良い睡眠や十分な睡眠時間を摂る為には、 日常生活にメリハリを与えることが何より効果的です。

朝起きたら朝日を浴びて朝食を摂り、必要な栄養をしっかり補う。 日中は積極的に体を動かして適度な疲労感を体に与える。 逆に夜はリラックスを心掛け、心と体を休ませるのに専念する。 遅い時間帯には暗めの照明に切り替え、スマホ等の強い光をなるべく見ないようにする。 夜ふかしや過度の飲酒は控え、早めにベッドに入る等… 人間本来の生活リズムを意識することで睡眠の質は向上されます。

コロナ禍で生活習慣が乱れている実感があれば尚更気を付けて、 メリハリを意識した生活を心掛けてみましょう。
睡眠の質が向上されることで、余計な食欲も自然と収まるはずです。


美と健康は睡眠の良し悪しで左右される


普段当たり前のように繰り返している睡眠ですが、 睡眠のとり方ひとつで、美容もダイエットも結果が大きく左右されます。

食欲のコントロールができず太りやすくなっていたり、 体が疲れやすい、肌や爪、髪の毛の状態が良くない等の実感があれば、 それはもしかすると睡眠の問題が影響しているかも知れません。

加えて、気候の変化が激しい梅雨の時期は、なかなか寝付けない、 途中で何度か目覚めてしまうなど、睡眠負債が一層溜まりがちに。 コロナ不眠に加えて更に睡眠の質を落とさぬ様、 是非今一度睡眠のあり方について見直してみてはいかがでしょうか。