行き過ぎた紫外線対策のデメリット「シミ対策」はほどほどに! | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2017.02.09
行き過ぎた紫外線対策のデメリット「シミ対策」はほどほどに!

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美肌づくりに欠かせない日々の紫外線対策。

「日焼けとは無縁」と思われる冬でも、紫外線の脅威にさらされているため、 油断しがちな冬の対策こそが重要なことについては前回もお話しさせていただきました。

(*前回の内容【シミ注意報!冬こそ日焼け対策を】はこちらからご覧いただけます。
 https://www.ishokudogen.com/blog/huyunohiyake/ )


「光老化」と言う言葉があるように、紫外線による肌への影響は絶大です!

そのため、将来シミやシワを増やさない為にと、日々努力する事はとても素晴らしいことだと思います。

しかしながら、その一方で、紫外線に対して神経質になりすぎて、 昼間は1歩も外に出ない。外に出る時は全身黒ずくめで紫外線を完全にガードするなど、 行き過ぎた行為に走ってしまう方も最近では少なくありません。

もちろん、そうした生活を続ければ、真っ白でシミのないきれいな肌を維持できることでしょう。
あれこれ気をつけてそれ相応の犠牲を払ったのです。美肌を手に入れて当然かと思います。

それで女優さんの様な真っ白で透明感のある美肌が手に入るのであれば、 それぐらいの犠牲を払っても良い!と、そのように思ってしまう気持ちも分からなくはありません。

しかし!そのような行き過ぎた行為により、 心身の健康を害する恐れがあるとしたら…
あなたはそれでも続けますか?


行き過ぎた紫外線対策が及ぼす健康へのリスクは、若い女性を中心に広まりつつあります。

そこで今回は「行き過ぎた紫外線対策のデメリット」についてご紹介したいと思います。

「紫外線は全てシャットアウトしなきゃ!」と、神経質になっていた場合には、 少し紫外線へのイメージが変わるかも知れません。 是非最後までお付き合いください。


紫外線を浴びることのメリットとは?


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美を気にする女性の敵でもある紫外線ですが…紫外線を浴びることの大きなメリットがあります。

それは、体内で「ビタミンD」を作り出すことです。
たった1つのメリットですが、これが私たちの健康を考える上でとても重要な働きをします。


ビタミンDは、骨の発育や維持のために欠かせない栄養素で、 別名「太陽のビタミン」とも言われます。
がん予防になることも最近では言われており、健康には欠かせない役割を担っているのです。


ビタミンD不足による様々な健康へのリスク


ビタミンDが不足することで、骨軟化症(骨が柔らかくなり変形してしまう病気)や 骨粗しょう症(骨密度が下がり骨折しやすくなります)が起きやすくなる為、 日々の生活で十分補う必要があります。

中でも怖いのは、ビタミンD不足による精神への影響です!
ビタミンDは、幸福ホルモンと言われる脳内物質セロトニンの分泌を促進する働きがあります。
ビタミンDが不足するとセロトニンが不足し、イライラや憂鬱な気分を起こしやすくなるのです。
ですから、鬱予防の意味でも、適度に日光に当たることは大事なのですね。

また、女性が行き過ぎた紫外線対策をするために、妊娠中にビタミンD不足に陥り、 おなかの中の赤ちゃんの骨に影響を与えるケースもあるので注意しなければいけません。

「くる病」と言う病気をご存知でしょうか?
くる病は乳幼児の骨格異常で、簡単に言うと骨が曲がってしまったり柔らかくなる病気です。
歩くことが出来ない、歯がもろくなる、極度のO脚など様々な悪影響があります。

これもビタミンD不足によって引き起こされるものですので、 将来妊娠を希望されていた場合には自分1人の問題では無いことを肝に銘じておいて欲しいと思います。


屋外で日を浴びることが大事


ちなみにビタミンDの生成に関わっているのは、紫外線の中でも紫外線B波(UVB)となります。
紫外線B波は波動が短いため、ガラス越しでは当たることが出来ません。
ビタミンDを作る為には、屋外に出て日を浴びる必要があります。

1日1度は外に出て散歩をする、日光浴をする時間を設けるなどして、 ビタミンDが不足しないようぜひ習慣にしてくださいね。


日焼けを気にせず日光浴をするには?


とは言え、それでもやっぱり将来シミやシワはなるべく作りたくは無いものですよね?
中でも顔は皮膚が薄いためシミやしわも出来やすいですから、 顔に直射日光を当てることにも抵抗があると思います。

そんな時にオススメしたいのが「手のひらでの日光浴 」です。

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ビタミンDの生成に必要な紫外線量は、 両手の平程の面積を日に20分ほどあてるだけでも十分できてしまいます。
手のひらにはメラニン色素が少ないため、日焼けの心配もありません。
日焼けが気になる方は是非手のひらのみを太陽にあてて、日光浴をしてみてください。
(手のひらに日焼け止めがついたままでは意味がありません)


食事からもビタミンDは摂取出来る


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また食事からもビタミンDは摂取することができます。
マグロやサケ、サンマやイワシなどの魚類や、きくらげ、干し椎茸等、キノコ類にも豊富なので、 なかなか日に当たる時間がなかった時や、天気が悪い時、 日照時間が短い冬の時期などに意識的にとると良いですよ。


そして、忘れてはいけないのが、ビタミンDは体内に溜めておくことができないことです。 ですので日光浴や食事から、こまめに摂取することを意識していただいて、健康維持に努めて下さいね。


紫外線対策はほどほどに!


さていかがでしたか?
紫外線をあまりに恐れるあまり、行き過ぎた日焼け対策によって 心を病んでしまったり骨がもろくなって骨折なんてことになれば、美肌どころではありませんよね?

何事もほどほどが大事です。
行き過ぎたシミ対策が逆に健康を害する恐れがあることを忘れず、 エイジングケアには正しく取り組みましょう。