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2024.04.17
シミが出来る原因とシミ対策に重要な3つのポイント

シミを気にする女性

気温がぐんぐん上昇しています。 まだ4月だと言うのに、気温30度以上の真夏日を観測する地域もあり、 各地で熱中症への警戒が呼びかけられています。

日差しが厳しくなって来ると、気になるのが「シミ」の存在ではないでしょうか?
シミは、私たちの肌にできる小さな悩みの一つですが、 その存在が気になってなかなか自信を持てないこともあるかも知れません。 「加齢」を連想させる場合もあり、出来れば増やしたくないものです。

そこで今回は、シミが気になるシーズンの今知っておきたい、 【シミが出来る原因とシミ対策に重要な3つのポイント】についてご紹介します。

「シミはどうしてできるの?」 「シミを防ぐ方法は?」 「一度できてしまったシミは消せるの?」 等など、シミについて分かりやすく解説していきます。 是非最後までお付き合い頂き、明るく透明感のある肌作りにお役立てください。


シミが出来る原因とメカニズム


シミ

シミが出来る原因には、紫外線や加齢、肌への刺激が大きく関係しています。

まず、肌が紫外線を浴びると、皮膚内部のメラニン生産工場である メラノサイトが活性化し、メラニンを生成して皮膚を黒くします。 これが「日やけ」によって肌が黒くなる仕組みですが、 こうして肌を黒くすることによって、 肌は有害な紫外線が肌の奥に侵入しないよう自らを守っています。

メラニンの最も重要な役割は紫外線を防御することです。 肌が黒くなることに対し、ネガティブなイメージを持つ人が多いですが、 本来「肌を紫外線の害から守る、重要な防衛システム」と言えます。

その後、メラニンによって黒くなった肌は、通常時間が経つに連れ、 表皮のターンオーバー(肌が生まれ変わるサイクル)によって、 徐々に皮膚表面に押し出されて行きます。 そして最終的には垢と共にはがれ落ち、肌の色も元の状態に戻って行きます。

ところが、紫外線は強力なパワーを持っていますから、 長年紫外線のダメージを受け続けると、肌の細胞が変化し、 ターンオーバーのサイクルに問題が生じるようになります。 こうして、肌のターンオーバーのサイクルが正常に行われなくなった結果、 メラニンがうまく排出されずに皮膚内部に蓄積されたままとなり、 「シミ」となってしまうのです。

これがシミが出来る原因とメカニズムです。

また、紫外線の害以外に、加齢によってもターンオーバーのサイクルは鈍ります。 加えて肌をこする刺激や、ニキビなどの炎症によっても、 肌の防御システムが働き、シミが出来やすくなることが分かっています。


一度できたシミは消せない?


シミかな?

「一度できてしまったシミは消すことが出来るのでしょうか?」

残念ながら一度できてしまったシミを完全になくすことは難しいと言われています。

エステや美容皮膚科での「シミ取り」を行った経験がある方なら、 すでに実感されているかも知れません。 続けることで、薄くすることや目立たなくすることは出来ても、 完全に消し去ることはなかなか出来ないのが現状です。

ましてやシミのできた皮膚は、通常の皮膚より表皮のターンオーバーが滞り、 益々シミのできやすい肌になるばかりか、 メラノサイトによりメラニンが過剰に作り続けられ、年々シミは濃くなる傾向があります。
このことからも、「どうしたらシミを消し去れるのか?」を考えるより、 これ以上増やさない為の対策を考え行動することが重要であると言えそうです。


シミ対策に重要な3つのポイント


シミはある日突然できるものではないことからも分かるように、 日々の習慣の積み重ね…長期にわたるケアが大事になります。

加齢によって、どうしてもターンオーバーは滞りがちになります。 それでも、日々の心掛け、適切なケアを継続することによってターンオーバーを正常化させ、 メラニンの排出を促すことでシミを予防することは不可能ではありません。 是非そうした習慣を日頃から心掛け、美肌の維持に努めましょう。


1.紫外線対策がマスト


紫外線対策

シミを予防する、または今あるシミを極力目立たなくする為の方法として、 一番はやはり「紫外線対策」が重要です。 メラニンの生成工場である「メラノサイト」が活発になる原因は紫外線ですので、 その紫外線を適切にカットすることが、何よりのシミ対策となります。
日差しの気になる日には、日やけ止めや帽子、 サングラスや日傘を活用するなどしてしっかり対策しましょう。


2.スキンケアの見直し


保湿

シミを予防するには「保湿ケア」が非常に大事です。 肌のターンオーバーは乾燥によって余計に乱れてしまうため、 日頃から肌はしっかりと保湿しておくことが美肌の維持には不可欠です。

また、メラニンの過剰生成を防ぐ為の美白化粧品を使用することも有用です。
ただし、肌への摩擦がシミの原因にもなる為、スキンケアのし過ぎにも注意が必要。 スキンケアの際には肌の刺激にならない様、なるべく擦らず優しく塗布する。 洗顔後にタオルでゴシゴシ擦らないなど、 摩擦や刺激を与えないことも保湿ケアの一環と心得ましょう。


3.アンチエイジングでシミ予防


日焼け肌に効く食べ物

シミ対策に重要なポイントとしてもう一点は、「アンチエイジング」に取り組むことです。
その為にも、規則正しい、健康的な生活習慣を送ることが重要です。

規則正しい生活リズム、栄養バランスのとれた食事、適度な運動、十分な睡眠、 また、喫煙や飲酒を極力控え、ストレスを解消するための趣味を持つなど、 健康的な生活習慣を送ることが、肌のターンオーバーを正常化し、 明るく透明感のある肌作りに繋がります。

特に、バランスの取れた食事と十分な睡眠はシミ対策には欠かせません。 シミの原因となるメラニン色素が肌に沈着するのを防ぐビタミンCや、 美肌のビタミンの代表格であるビタミンA・E 、 強力な抗酸化作用で老化対策に役立つポリフェノールやβカロテンなど、 栄養面からのアプローチがシミ対策に効果を発揮します。

また、睡眠不足は肌のターンオーバーが乱れる原因となり、 シミの発生を促しますので、十分な睡眠を心掛けることも大事です。

バランスのとれた食事を中心に、 規則正しい健康的な生活習慣を送ることは、老化自体を予防します。 シミが増えるのは、体が老化してきているサインでもあります。 若々しく元気な肌はターンオーバーも正常で、抗酸化力も高くダメージの回復が早いもの。 アンチエイジング対策こそ、シミ予防のポイントになることを覚えておきましょう。


正しいシミ対策で「老け見えの元」を撃退しよう


同じ年齢でも、シミの多い人とシミの少ない人がいる様に、 加齢に伴い増えて目立ってくるシミも、日頃の心掛け次第で予防することは可能です。

まずは健康的な生活習慣と言う美肌の基礎を整えること。 その上で、正しいスキンケアや紫外線対策を徹底し、 老け見えの元となる「シミ」を撃退しましょう。