6月になり、より一層日差しが厳しくなってまいりました。
ジリジリと照り付ける紫外線が肌に突き刺さる様ですが、
本格的な紫外線のシーズンを迎え「シミ」の心配をされている方は多いのではないでしょうか?
ソバカスとは違い「加齢」を連想させるシミは、出来れば増やしたくないものです。
ファンデーションやコンシーラーで隠そうとしても、濃いシミはなかなかカバーできないし、
折角のつるつる美肌もシミがあるだけで台無しに。
シミは「元気に生きた証」だと前向きな考え方をすることもできますが、
そうは言っても、やはり女優さんのようなシミのない白肌は女性にとっては憧れるもの。
シミが無いなら無いに越したことはないですよね…。
そこで今回は、シミが気になるシーズンの今知っておきたい、
【シミが出来る原因と予防に大切な3つのこと】をご紹介します。
「シミはどうしてできるの?」
「シミを防ぐ方法は?」
「一度できてしまったシミは消せるの?」
等など、シミについて分かりやすく解説していきます。
是非最後までお付き合い頂き、輝く美肌づくりにお役立てくださいませ。
シミが出来る原因とメカニズム
シミが出来る原因には、紫外線や加齢、肌への刺激が大きく関係しています。
まず、肌が紫外線を浴びると、皮膚内部のメラニン生産工場であるメラノサイトが活性化し、
メラニンを生成して皮膚を黒くします。
これが「日やけ」によって肌が黒くなる仕組みですが、こうして肌を黒くすることによって、
私たちの肌は有害な紫外線が肌の奥に侵入しない様、自らを守っているのですね。
そしてその黒くなった肌(メラニン)は、
通常ならば時間が経つにつれ表皮のターンオーバー(肌が生まれ変わるサイクル)によって、
徐々に皮膚表面に押し出され、最終的には垢とともにはがれ落ち、肌の色も元の状態に戻ります。
この様にして私たちの肌は、日焼けすることによって白くなったり黒くなったりを繰り返します。
ところが、紫外線は凄く強力なパワーを持っていますから、
長年紫外線のダメージを受け続けると、肌の細胞が変化し、このサイクルに問題が生じるようになります。
と同時に、加齢によっても肌の生まれ変わりのサイクルは順調ではいかなくなります。
これによってメラニンが過剰に作り続けられるようになり、
肌のターンオーバーも正常に行われなくなった結果、
メラニンがうまく排出されずに皮膚内部に蓄積されたままとなり、シミとなってしまうのです。
また、肌をこする刺激や、ニキビなどの炎症によっても、肌の防御システムが働きシミはできやすくなります。
これが
シミが出来る原因とメカニズムです。
一度できたシミは消せない?
では、一度できてしまったシミは消すことが出来るのでしょうか?
と言うと、残念ながら一度できてしまったシミを完全になくすことは難しいと言われています。
エステや美容皮膚科での「シミ取り」を行った経験がある方なら、すでに実感されているかもしれませんが、
徐々に薄くなり、続けることでかなり目立たなくすることはできても、
完全に消し去ることはなかなかできないのが現状です。
ましてやシミのできた皮膚は、通常の皮膚より表皮のターンオーバーが滞り、
ますますシミのできやすい肌になるばかりか、
メラノサイトによりメラニンが過剰に作り続けられ、年々シミは濃くなる傾向があります。
だからこそ!「どうしたらシミを消し去れるのか?」と言う難問の答えを探すよりも、
「これ以上シミを増やさない為に今何が出来るのか?」
を考え行動することが重要です。
シミ予防に大切な3つのこと
ではシミを悪化させないためにはどうしたらいいのでしょう?
これには、シミはある日突然できるものではないことからもお分かりいただけるように、
日々の習慣の積み重ね…長期にわたるケアが大事になります。
加齢によって、どうしてもターンオーバーは滞りがちになります。
それでも、日々の心掛け、適切なケアを継続することによってターンオーバーを正常化させ、
メラニンの排出を促すことでシミを予防することは不可能ではありません。
是非そうした習慣を日頃から心掛けて美肌の維持に努めましょう。
紫外線ケアが一番のシミ予防
シミを予防する、または今あるシミを極力目立たなくする為の方法として、
一番はやはり紫外線をなるべく浴びないことが重要です。
メラニンの生成工場である「メラノサイト」が活発になる原因は紫外線ですので、
その紫外線をなるべくカットすることが、何よりのシミ対策となります。
紫外線を極力カットするためにも、
日やけ止めや帽子、サングラスや日傘を活用するなど工夫してみてくださいね。
スキンケアを見直してシミのできにくい肌へ
また、シミを予防するには「保湿」が凄く大事です。
肌のターンオーバーは乾燥によって余計に乱れてしまうため、
日ごろから肌はしっかりと保湿しておくことが美肌の維持には不可欠です。
また、メラニンの過剰生成を防ぐ為の美白化粧品を使用することも有用です。
とは言え、肌への摩擦がシミの原因にもなる為、スキンケアのし過ぎにも注意が必要!
スキンケアの際には肌の刺激にならない様、なるべく擦らず優しく塗布する。
洗顔後にタオルでゴシゴシ擦らないなど、摩擦や刺激を与えないこともスキンケアの一環と心得ましょう。
アンチエイジングでシミ予防
そして何よリ大事なことは、規則正しい、健康的な生活習慣を送ることです。
規則正しい生活リズム、バランスのとれた十分な食事、適度な運動、十分な睡眠、
また、ストレスを解消するための趣味を持つなど、健康的な生活習慣を送ることが、
肌のターンオーバーを正常にし、美肌の維持に繋がります。
特に食事は美肌の維持には欠かせません。
シミ対策に効果的なビタミン類の摂取や、サプリメントの摂取もお勧めですので是非活用してみてください。
規則正しい健康的な生活習慣を送ることは、老化予防に繋がります。
シミが増えるのは、体が老化してきているサインでもあります。
若い肌はターンオーバーも正常で、抗酸化力も高くダメージの回復が早いもの。
アンチエイジング対策こそ、シミ予防の何よりの薬になることを覚えておきましょう。
正しいシミ対策で「老け見えの元」を撃退しよう
同じ年齢でも、シミの多い人シミの少ない人がいらっしゃる様に、
加齢に伴いどうしても増えてきてしまうシミも、日頃の心掛けで予防することが可能です。
まずは健康的な生活習慣と言う基盤を整えること。
その上で、正しいスキンケアや紫外線対策を徹底し、
老け見えの元となるにっくき「シミ」を撃退しましょう。