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2020.04.15
旬の緑茶「新茶」を味わってリラックス

新茶
今年も「新茶」の季節がやってきました。

新茶とは、4月から5月ぐらいに採れる、 その年1番に摘み取った新芽で作られたお茶(1番茶)のことです。
お茶の葉は新茶を摘んだ後も芽が伸び、 以降摘み取られる順に2番茶、3番茶と呼びます。
1番茶である新茶の味わいは格別。 新芽ならではの爽やかで清々しい香りと、 より強い甘みやうまみを楽しむことができる、まさに旬の味覚です。

また「お茶の美味しい季節」と言うことで、 コンビニやスイーツ店などでも季節限定の抹茶スイーツが発売され、 お茶好きにはたまらない時期でもありますよね♪

そこで今回は、お茶に含まれる嬉しい栄養と、 急須でのおいしい入れ方など、【新茶の魅力】をご紹介します。

新茶は初物であることから、 飲むと1年間無病息災で過ごせると伝えられています。
是非旬の時期だけの格別な風味とおいしさを味わいつつ、 心身の健康に役立てましょう。


新茶(緑茶)の栄養


新茶の魅力
新茶が美味しいとされる秘密は、春野菜同様、 冬の寒い間に蓄えられた栄養分がたっぷりと濃縮されていることにあります。

以下では、そんなお茶に含まれる注目の栄養をご紹介します。


香りと「テアニン」でリラックス


新茶には、甘みやうまみの成分である 「テアニン」(アミノ酸の一種)が豊富に含まれています。

テアニンには興奮を鎮め緊張を和らげる働きがあり、 心身をリラックスさせる効果があります。

またお茶の香りを嗅ぐとなんだかほっとしますよね。
お茶の香りもまた気持ちを癒す効果があり、抗ストレスに役立ちます。


「カテキン」が抗菌・抵抗力の強化に役立つ


様々なお茶の種類がある中で、 緑茶は「カテキン」の占有量がトップクラスに含まれています。

緑茶の苦味成分であるカテキンは、 主に植物性食品に含まれる、色素成分や香り成分であるポリフェノールの一種です。

強力な抗酸化作用や、神経細胞が傷つくのを防いだりする働きがあることから、 体の抵抗力を高め病気を予防したり、認知症を予防する、 エイジングケアに役立つなど様々な健康効果が期待できます。

また、口臭を予防したり食中毒の原因となる菌の増殖を抑えたりと、殺菌効果もあります。


お茶の苦味成分「タンニン」のパワー


お茶の苦味成分である「タンニン」。
タンニンは、カテキン同様ポリフェノールの一種です。

活性酸素を除去する働きがあるほか、 筋肉を収縮させ止血や鎮痛、二日酔い予防などに効果があります。
また便を硬くするので下痢止めとしても役立ちます。


「ビタミンC」で感染症予防・美肌作りに役立つ


他にもお茶には「ビタミンC」も含まれています。

ビタミンCはコラーゲンの合成に不可欠で、 血管や皮膚粘膜の強化に役立つことから、 美肌作りや風邪などの感染症予防に効果があります。

また抗ストレス作用もあるため、メンタルの強化にも役立ちます。

ビタミンCは吸収されやすいものの、使われないと排泄されてしまうため、 効果を持続させる為にはこまめに取り入れる必要があります。

ストレスを感じていたり、喫煙の習慣によっても失われやすいため、 心当たりがある方はこまめに、そして積極的に補いましょう。


「カフェイン」で集中力アップ


お茶はリラックス効果が高いものの、覚醒作用のある「カフェイン」も含まれています。

カフェインには集中力や記憶力の向上、脂肪の分解促進、運動能力の向上など、 様々な効果がありますが、摂り過ぎると害になる場合もある為その点には注意が必要です。

寝る前に沢山飲むと、覚醒作用により眠れなくなることもある為、 特に遅い時間帯にはあまり飲み過ないように気をつけましょう。


新茶のおいしい入れ方


急須のお茶
そんな新茶を急須で入れる際、 より美味しく味わう為のポイントがいくつかあるのでご紹介します。


【急須のお茶のおいしい入れ方】

まず、日本で作られたお茶と相性が良いのは、やはり日本の水です。
外国産のミネラルウォーターも数多く出回っていますが、 日本茶を入れる際には日本の水を沸かして使用しましょう。

また、豊富な栄養素をじっくり抽出するため、お湯の温度はやや低温で入れましょう。

茶葉によって適切なお湯の温度は異なりますが、 新茶の場合70度〜80度位と、少し低めの温度でお茶を入れるのが適温のようです。

上質なお茶ほど低温でゆっくり抽出すると香りが引き立ち、 甘みやうまみをしっかり引き出すことができます。

お湯の温度の調節には、一度湯飲みにお湯を注ぎ、 少しお湯の温度を下げた後に急須に移すと、 少し温度が冷めてちょうど良くなります。

急須にお湯を入れて約1分ほどお茶を抽出した後、 急須を2〜3回回して、 旨味が詰まった最後の1滴まで湯飲みに注ぎきることもポイントです。

そして1回目のお湯を注ぎきったら、急須の蓋を開けておくこともお忘れなく。

急須に残ったお湯で茶葉が蒸れないようにすることで、 二煎目三煎目も美味しくいただくことができます。


急須のお茶はお湯があれば何度でも楽しむことができます。
二煎目三煎目とまた違った味わいを楽しめるのも、お茶の魅力の1つですよね。


お茶の楽しみ方は飲むだけにあらず


お茶は飲むだけでなく食べることも出来ます。

お茶漬けは定番ですが…
茶葉をふりかけにして食べたり、天婦羅粉に混ぜたりして食べることで、 飲むお茶からは摂取することが出来ない、 カルシウムやカロテン、食物繊維も摂ることができます。


開封したら早めに使い切ろう


新茶ならではの風味や品質を損なわないように、 開封したら早めに使い切ることも大切です。

飲んだり食べたり色々な楽しみ方で、とれたてホヤホヤ、 今しか飲めない新茶を是非味わってみてはいかがでしょうか。


新茶でほっと一息つきませんか?


茶畑
自粛要請で家にいる時間が長くなっているかと思います。
そんな時には少し手間をかけて、急須からお茶を入れるプロセスを楽しむのも、 おうち時間を充実させる良い機会ではないでしょうか。

自粛疲れで心がピリピリしやすくなっている人も多いかと思います。
そんな時こそ、お茶を楽しむ心の余裕を持っていたいものです。

是非日々のリラックスタイムとして、 新茶を飲んでほっと一息つきませんか?