自粛でスマホ時間増「姿勢」に与える影響とリスク | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2020.04.29
自粛でスマホ時間増「姿勢」に与える影響とリスク

スマホを操作する女性
外出を控えていることで、 家でスマホやタブレット端末に触れる時間が増えている方も多いのではないでしょうか。

スマホなどを使用する時間が長くなると、無意識に姿勢が崩れやすくなります。 スマホの小さな画面を凝視しながら操作することで、 無意識のうちに「猫背」や「うつむいた状態」になりやすくなるのです。

またネットでたくさんの情報に触れていたり、 動画やSNSに没頭していると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。 こうした悪い姿勢が長時間続きやすいことも健康を害す要因に。 結果、体の歪みを引き起こしたり様々な不調の原因にもなる為、 デジタル機器の使用時間はもちろん、 使用する際の姿勢にもなるべく意識を向けリスクを軽減したい所です。

そこで今回は、【姿勢の悪化による体へのリスク】について考えてみたいと思います。

自粛生活でスマホの使用が増えている方も、 普段からスマホを良く使用される方も、 是非最後までお付き合い頂き、 美しいスタイルの維持と健康な毎日にお役立てくださいませ。


姿勢の悪化による体へのリスク


スマホ操作時の姿勢
家の中でスマホを操作する場合、座ったり寝転んだりと、 リラックスした体勢で操作していることがほとんどですよね。

スマホを操作する手以外は全身だらっと力が抜け、 丸めた背中と首を椅子やソファーの背もたれに預けて座っていたり、 寝転びながら床に置いたスマホを覗き込むように見ていたりと、 このような姿勢をとっている方は多いと思います。

確かにこの様な姿勢でのスマホ操作は楽ちんではあります。 しかし、一見楽に感じる一方で、 こうした悪い姿勢が体にとっては大きな負担となります。


具体的に、姿勢の悪化によってどのような悪影響があるのでしょうか?
以下では悪い姿勢が原因で引き起こされやすい体の不調をご紹介します。


太りやすくなる


太る
スマホの使用で長時間同じ姿勢が続いたり、 悪い姿勢になることで、血流が滞りがちになります。 血流が悪化することで代謝が低下し、太りやすい体を作ってしまいます。

また、血流はリンパの流れも促す働きがあります。 リンパの流れも悪くなることで、冷えやむくみを引き起こしやすくなることも、 太りやすい体質を作る原因となります。


疲れやストレスを感じやすくなる


スマホ使用時は無意識に猫背の姿勢になりがちです。 こうして丸まった背中が胸部を圧迫して呼吸が浅くなることで 自律神経に支障をきたし、疲れやストレスを感じやすくなるばかりか、 イライラや不眠といった症状も引き起こしやすくなります。


手のしびれやヘルニアを引き起こす


頸椎(首の骨)の周辺には多くの神経が通っています。 姿勢の悪化で頸椎に負担がかかることで神経が圧迫され、 手や腕のしびれといった症状が現れる場合もあります。

悪化すると、頸椎と頸椎の間にある椎間板の変形が起き、 頸椎椎間板ヘルニアになる場合も。


見た目年齢がぐっと上昇


スマホなどの長時間使用によって腕を内側にとじた姿勢が続くと、 胸の筋肉が縮こまり、肩が内側に丸まってしまう「スマホ巻き肩」になりやすくなります。

この巻き肩や猫背と言った姿勢の崩れは全身の歪みに繋がります。 首が前に傾き、背中や腰が丸まり、下腹が出てくる… こうしたスタイルの悪化により見た目年齢がぐっと上昇。 「老け見えおばさん体型」を作ります。


首にしわができやすくなる


悪い姿勢
スマホをのぞき込む体制は首が前に傾きがちです。 首が前に傾く時間が長くなることで、首のしわができやすくなります。


肩こり・首コリ・頭痛・めまい


肩こりがつらい女性
猫背やうつむく姿勢は首や肩に大きな負担をかけます。 人の頭は体重の10〜15%と、ボーリングの球程の重さがあります。 この重さを支えている首への負担は、首の傾斜角度によって異なる為、 うつむき加減で長時間スマホを操作することは物凄い負担となるのです。

この負担が筋肉に重くのしかかり、首こりや肩こりの原因になります。
また、肩こりや首コリによって頸椎が圧迫されることで、 酷くなると、首や肩の痛みだけでなく頭痛やめまいを引き起こすこともあります。


腰痛


うつむき加減や猫背と言った悪い姿勢や、 椅子やソファーの背もたれにうなだれた姿勢は、 首や背骨に負担がかかるだけでなく腰にも大きな負担となります。
腰が後ろに反った「反り腰」の原因にもなり、腰痛を引き起こします。


ストレートネック(スマホネック)


首への負担が長期にわたって続くと、 本来緩やかな湾曲を持っている頸椎(首の骨)が真っ直ぐになってしまう 「ストレートネック」(スマホネック)を引き起こす原因になります。

ストレートネックになれば、 本来この湾曲によってうまく分散されるはずの力(頭の重み)がそのままのしかかることになり、 様々な不調を更に悪化させる原因になります。


スマホの長時間使用などで悪い姿勢が続くと、 このような不調を引き起こすリスクがあります。 目の疲労を軽減するためにも長時間の使用は控えつつ、 正しい姿勢をキープすることをなるべく意識することが大切です。


スマホ操作時の正しい姿勢


スマホ操作時の姿勢

スマホの使用によって上記のような様々な不調を招かない為には、 正しい姿勢でスマホを見ることが大事です。

うつむく角度によって、首や背中の骨にかかる負担の大きさは変わります。
スマホを見る位置が下すぎると、首が傾き前傾姿勢になりやすくなる為、 スマホの位置はなるべく目と同じか、 顔の位置まで上げて真っ直ぐ見るように意識しましょう。

背筋をすっと伸ばし、頭が天井からつるされているイメージを持つと 自然と良い姿勢が保てます。

椅子やソファーに座って見る場合には、背もたれに寄りかからず、 背筋を伸ばし骨盤を真っ直ぐに立てるようなイメージで座ります。

また、悪い姿勢を体に形状記憶させないためにも、 こまめにストレッチなどで体を動かし、 凝り固まった筋肉を時々リフレッシュさせましょう。


良い姿勢をキープし体幹を鍛えよう


良い姿勢を保つことは、それだけでインナーマッスルを鍛えるトレーニングにもなります。
体幹も鍛えれれて、肩こりや腰痛も予防できるのですから一石二鳥ですね。

または、同じスマホの画面を見るにしても、 背中を丸めてゲームやSNSに熱中するのではなく、 家でできるトレーニングやストレッチ動画などを見て 体を動かすのも良いですよね。


良い姿勢でスマホライフを健康なものへ


スマホ使用時の姿勢を正しく改善することで、 肩こりや腰痛と言った不調を予防することに繋がる上、 代謝の向上やスタイルアップなど美容の面でも良いこと尽くしです。

とにかく、スマホ操作の際は姿勢を正すことが大事!
姿勢を正しつつ、見る内容を変えるなどして、 悪い姿勢が長時間続かないよう工夫しながら、 自粛生活を健康なものにしていきましょう。