見た目はスリムで中身は肥満「スキニーファット」の改善策 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2022.02.23
見た目はスリムで中身は肥満「スキニーファット」の改善策

スキニーファット

体重が少ないからといって痩せているとは限りません。 見た目はスリムでも中身はおデブと言った"隠れ肥満"の現代人が増えています。

「スキニーファット」と言う言葉をご存知でしょうか?
スキニーファットとは、「スキニー(skinny)=痩せている」「ファット(fat)=太っている」 と言う言葉の通り、見た目が痩せている、または普通体型(BMIが18.5〜25未満) にもかかわらず、筋肉量が少なく脂肪が多い状態のことです。
別名「現代型肥満」とも呼ばれ、間違ったダイエットによる栄養不足や栄養の偏り、 また運動不足により、このスキニーファットに陥る人が増えています。

スキニーファットになると、筋力不足から体力の低下を招いたり、 様々な病気の原因となり寿命を縮めるリスクもあることから注意が必要です。

そこで今回は、見た目はスリムで中身は肥満 「スキニーファット」の予防・改善策についてご紹介します。
コロナ渦で慢性的な運動不足に陥っている方は要注意! スキニーファットによる様々な健康リスクを回避するためにも、 是非対策について学びましょう。


スキニーファットに陥っていませんか?


スキニーファット

スキニーファットの人は痩せていたり普通体型である為、一見すると健康的に見えます。 しかし実際には、筋肉が少なく皮下脂肪の多い隠れ肥満の状態で、 健康的な美ボディーからは程遠い状態であると言えます。 見た目にはわかりにくく自覚症状が無い分、この状態はとても厄介です。

一見痩せている、または普通体型なのに、お腹だけがぽっこりと出ている場合。 二の腕や太もものお肉がぶよぶよとたるんでいる場合。 普段からあまり動かず、運動習慣もない場合。 BMIの値が標準でも、体脂肪率が25%以上ある場合などは、 スキニーファットに陥っている可能性がある為注意が必要です。


スキニーファットのリスク


筋力が低下しスキニーファットに陥ると、体力が低下して疲れやすくなります。 また、代謝の低下や血流の悪化から、心筋梗塞や脳梗塞、肥満や糖尿病、 がんなどの生活習慣病のリスクが高まるとされます。

また、腸は免疫の要ですが、運動不足は腸の働きをも鈍らせます。 腸の働きが悪化した結果、自律神経の乱れや免疫の低下を招く。 更には筋力の低下によって、細胞の寿命に関わる「テロメア」の劣化に繋がることも。 テロメアは、「命の回数券」とも呼ばれ人の寿命に関わるとされます。
運動不足による筋力の低下は寿命を縮めるリスクさえはらんでいるのです。


スキニーファットの原因と対策


様々な病気の原因や寿命を縮めるリスクのあるスキニーファット。
こうした状態に陥る原因はズバリ、運動不足と栄養不足です。

健康へ悪影響となる隠れ肥満状態からの脱却を図るためにも、 運動習慣を継続しつつ、食事の栄養バランスをしっかり整え、 筋肉の維持強化に努めましょう。


「タンパク質」の適切な摂取で筋肉を増やそう


たんぱく質

スキニーファットの予防、改善に繋がる対策としては、 特に食事では「タンパク質」の適切な摂取が大事になります。

タンパク質は、3大栄養素の一つとなる重要な栄養素です。 筋肉の維持強化に不可欠なだけでなく、髪の毛や皮膚、臓器や血管、 ホルモンや酵素、免疫の材料になるなど体作りに欠かせない栄養素です。

タンパク質が不足すると筋肉量が減りスキニーファットに陥る危険が高まります。 こうしたリスクを減らす為にも、タンパク質不足に陥らない様、 日々の食事でしっかり補うことが大切です。

特に、朝食でタンパク質を補うことは、スキニーファット対策のポイントになります。
朝は空腹時間が長く空いている分、エネルギーが枯渇している状況にあり、 筋肉を分解しやすくなっています。 ここで朝食を抜いてしまったり、バランスの悪い食事で栄養が偏る等、 必要な栄養が補えないと、筋肉の分解が急激に進んでしまうからです。

タンパク質は一度に取り込める量に限りがある為こまめに摂ることが大事。 朝昼晩の食事や間食からこまめに、そしてしっかりとタンパク質を補い、 筋肉の低下を予防しましょう。


積極的に体を動かし筋肉の維持強化に努めよう


スキニーファット対策

そして、スキニーファット対策に不可欠なのが、運動習慣を身に付けることです。
中でも有効なのが筋力トレーニングに取り組むこと。

腹筋やスクワット等に代表される筋トレ(無酸素運動)は、 筋肉を増やして代謝力を高め巡りの良い体に導く効果の高い運動です。 週に2〜3度の筋力トレーニングを取り入れることで、 効果的にスキニーファットを予防、改善することが出来ますので是非取り組んでみましょう。

または、運動が苦手な場合には、テレビを見ながら足をあげたりスクワットをする、 つま先立ちで家事をするなど、生活の中で無理なくできる 「スロー筋トレ」を取り入れるのもお勧めです。 また、エスカレーターではなく階段を使う、通勤電車は一駅前で降りて歩くなど、 積極的に体を動かすことで筋肉量は増やせます。

筋肉を維持強化していくためには、習慣を継続していくことが何より大事です。 ご自身で無理なく続けられる運動方法に取り組み、 少しづつで良いので、筋肉に負荷をかける意識を持つことから 運動を習慣付けて行きましょう。


体重やBMIが標準でも健康とは限らない


体重やBMIの数値が標準だからといって必ずしも健康とは限りません。 体重やBMIだけでなく、体脂肪率や中性脂肪、コレステロールの値、 血糖値、そして体の調子等など、他の側面にも目を向け、 スキニーファットを予防することから健康的な肉体の維持に努めましょう。


食事と運動の改善でスキニーファットを予防しよう


宅トレ

さて、皆さんは毎日どのように過ごしていますか?
長時間のデスクワークやテレビの見すぎ、ゲームのやり過ぎ等、 1日の大半を座ったり寝転んだりして過ごしている方は多いのではないでしょうか?

運動不足がスキニーファットを引き起こす最大の原因です。 食事で栄養バランスをとるとともに、運動習慣をしっかり身に付け、 美と健康の大敵であるスキニーファットを撃退しましょう。