ストレスの悪影響とすぐにできる簡単ストレス解消法 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2020.02.26
ストレスの悪影響とすぐにできる簡単ストレス解消法

ストレスを抱える女性
新型コロナウィルスの感染拡大によりマスク不足が続く中、 本格的な花粉シーズンが始まりました。

ウィルスや花粉との接触を避ける為、 外出や人との付き合いを控えている方は多いかと思いますが…
ここで心配になるのが「ストレス」を溜め込んでしまうことです。

心配事でがんじがらめになった脳には大きなストレスがかかります。
「ストレスは万病の元」と言われますが、 ストレスの多い状態が続くことで心身に多大なる悪影響を及ぼす恐れがある為、 溜め込みすぎない様うまく付き合っていくことが大切です。

そこで今回は、【ストレスが心身に与える悪影響とお勧めの解消法】をご紹介します。

何かと心配事が多いこの時期。外出もしずらい、 人との接触にも不安があるのではストレスは溜まる一方ですよね。

是非ご覧いただき心の負担の軽減にお役立て下さいませ。


ストレスを溜め込んでいませんか?


人間生きていればストレスはつきものです。
むしろ、適度なストレスは人を成長させ生きる糧にもなる為、 ある程度は必要なものかと思います。

しかし、強いストレスや長期に渡るストレスは心身に様々な悪影響を及ぼします。
時々自分の心をパトロールし、「ストレスを溜め込みすぎていないか」 しっかり見回りつつ対処しましょう。


『ストレス=体に悪い』 と言う漠然としたイメージは誰もがお持ちだとは思いますが、 具体的にどの様な影響があるのでしょうか。

以下ではストレスが健康に与える様々な悪影響と、 そのメカニズムについてご紹介します。


ストレスによる心身への悪影響


ストレスの影響
ストレスがかかると副腎から「ストレスホルモン」が分泌されます。
コルチゾールやアドレナリン、ノルアドレナリンといったホルモン群が 「ストレスホルモン」と言われるものですが、 これらが血液に乗って全身に運ばれ、様々な臓器や自律神経に指令を与えます。

ストレスホルモンが心臓に運ばれると心拍数が増加。 これに加え自律神経の一つである交感神経が高まる影響で、 全身の血管が収縮し血圧が急激に上昇。 この結果、脳卒中や心筋梗塞を起こす危険性が高まります。

またストレスホルモンが増えることで、 肝臓に蓄えられている糖分が血液中に放出されることから、 血糖値が上昇し糖尿病の発症リスクも高めます。

これに加え行動面では、ストレスが食欲の増加や飲酒、 喫煙量の増加にも繋がることもあり、生活習慣病のリスクを更に高めてしまうことも…。

また、ストレスが増えると幸せホルモンと言われる「セロトニン」が不足します。
これによって不安やイライラ、 不眠やうつ病を発症しやすくなるなど精神面にも影響を与えます。

他にも過度なストレスは、 喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を悪化させる原因になったり、 頭痛やめまい、胃痛に食欲低下、便秘や下痢、腰痛や肩こり、更年期障害、 そしてがんの進行にも影響を与えることも医学的に明らかになっています。

この様に、過度なストレスは心身に多大なる影響を及ぼすことが知られています。

まさに「ストレスは万病の元」なのです。


すぐにできる「簡単ストレス解消法」


そんなストレスを溜め込まない為にも、 ストレスを感じたらその都度発散しつつ、うまく付き合っていくことが大事です。

ストレスとうまく付き合うには、自分が楽しいと思える趣味を見つけたり、 やりたかったことなどに挑戦してみる、 親しい友人や家族に悩み事を相談するなどが効果的ですが… 中には趣味が見つからなかったり、 身近に悩みを話せる人がいない場合もありますよね。

そんな時にオススメなのが、「マインドフルネス瞑想法」や 「セルフディスクロージャー」と言われる自己開示です。

どちらも、誰でもすぐに費用をかけずに始められる 効果的なストレス解消法となりますので、 心配事で脳がお疲れの場合には是非取り入れてみてほしいと思います。


マインドフルネス瞑想法


マインドフルネス瞑想法
マインドフルネス瞑想法とは…
心配事などモヤモヤする思考をやめて、 「今起きていること」に注意を向けることでストレスを軽減するもので、 医療や教育、ビジネスの場でも取り入れられている心理療法となります。

マインドフルネス瞑想法のポイントは、とにかく何も考えないことです。

背筋を伸ばして座り、目をつぶったらなるべく頭を空っぽにして深い呼吸を繰り返します。

空気が鼻から体内に入りお腹が膨らみ、 吐く息とともにお腹が凹んで空気が鼻から外に抜けていく。

自分が行っている呼吸にだけ意識を集中しながら、 息を大きく3秒で吸って、7秒かけてゆっくり吐く。

ただただこの状態に意識を集中することを数分繰り返します。

途中であれこれ考え事が浮かんでも大丈夫。
その都度また呼吸に意識を集中して余計な雑念を振り払います。

これを繰り返すことによって高まりすぎた交感神経を正常な状態に戻し、 ストレスでオーバーヒート気味の脳をリラックスさせることができます。


セルフディスクロージャー


セルフディスクロージャー
そしてもう一つ、手軽なストレス解消法としてお勧めなのが、 その日の出来事や自分の考えを日記に書くことです。

この作業、セルフディスクロージャー(自己開示)を習慣にすることで、 心に溜め込んでいたモヤモヤの発散に役立ちます。

やり方は週に2〜3回、20分から30分程度の時間を取り、 その日にあった良かったことや悪かったこと、 自分の行動や思いを日記として紙に書くだけです。

これだけでストレスが発散され、心の負担の軽減に効果があります。


ストレスとは上手に付き合って行こう


人間社会で生きていれば必ずストレスは付いて回ります。 だからこそ、そんなストレスを溜め込みすぎない様、 心を定期的に見回りメンテナンスしてあげることが大切です。

このところウィルスなどの問題もあり、 心配事が増えストレスを感じていらっしゃる方はきっと多いはず。

上記でご紹介したストレス発散方法はどちらもとても簡単で、 家にいながらすぐにでも始められるものですので、 今現在ストレスを感じていた場合も、 今後の対策としても是非取り入れてみてはいかがでしょうか。