春だけじゃない!秋花粉の正体と上手な付き合い方 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2025.10.08
春だけじゃない!秋花粉の正体と上手な付き合い方

秋の花粉対策

秋になり、花粉症の症状に悩まされている方はいませんか?
花粉症というと、春のスギやヒノキを思い浮かべる方が多いですが、実は秋の草花にもアレルギーを引き起こす花粉が沢山存在します。

気温が落ち着き、空気が澄んで過ごしやすくなる季節。そんな矢先に、くしゃみや鼻水、目のかゆみに悩まされる方も少なくありません。アレルギー体質の方にとって、秋にも秋の“油断できない落とし穴”があるのです。

そこで今回は、【秋花粉の正体と、その上手な付き合い方】をご紹介します。春とはまたひと味違う秋の花粉対策を知って、この涼しい季節を快適に過ごしましょう!


秋の花粉にはどんなものがある?


秋の花粉

秋の花粉症を引き起こす植物は、春とは異なり「草」タイプが中心です。
代表的なのは以下の3つです。

・ブタクサ(8月〜10月)
・ヨモギ(8月〜10月)
・カナムグラ(9月〜10月)

これらの花粉はスギのように遠くまで飛ぶわけではありませんが、背丈の低い植物が多いため、地表近くの空気に花粉が舞いやすいのが特徴。つまり、通勤・通学の道や公園、河川敷などで吸い込みやすいのです。

特にブタクサは、アメリカ原産の外来種。繁殖力が非常に強く、今では都市部の空き地や道路脇にも普通に見られるほど。「自然の少ない都会では花粉症は少ない」と思われがちですが、実際には街中こそ秋花粉が多い環境なのです。


秋花粉がつらい理由


冷え

「春よりも軽い」と思われがちな秋花粉ですが、意外にも症状が強く出やすい人もいます。その理由には、いくつかの秋特有の要因が関係しています。

例えば、夏の疲れを引きずっている場合。猛暑のダメージで自律神経や免疫バランスが乱れていると、ちょっとした刺激にも過敏に反応しやすくなります。

また、朝晩の寒暖差が大きいことも原因に挙げられます。気温差が激しいと体がストレスを感じ、免疫反応が過剰になることがあります。

空気の乾燥にも注意が必要です。秋は湿度が下がり、鼻や喉の粘膜が乾燥しやすい季節。粘膜のバリア機能が弱ることで、アレルゲンが侵入しやすくなります。

つまり、秋の花粉症は、花粉と季節の体調変化のダブルパンチ。体のリズムを整えることも、症状の軽減に大切なポイントなのです。


秋花粉とダニ・ハウスダストの関係


秋のアレルギー症状を訴える人の中には、実は花粉ではなく 「ダニ」や「ハウスダスト」 が原因の場合もあります。

夏の間に増えたダニの死骸やフンが、秋の乾燥した空気で舞いやすくなるため、「秋になると鼻がムズムズする」「朝起きると鼻が詰まる」「寝具や衣類の模様替え後に湿疹や痒みが出る」という方は、室内の環境を見直すことも大切です。

・掃除機はゆっくり丁寧に動かし、アレルゲンを残さないようにする
・長くしまっていた秋冬物の洋服を出すときは、一度洗濯するか天日干しをする
・布団は週1回以上、天日干し or 乾燥機でダニ対策を
・空気清浄機のフィルターも定期的にチェック

「外」だけでなく「室内」も秋のアレルギー対策エリア。秋花粉とダニ対策は、セットで意識するのがポイントです。


秋花粉対策の基本


花粉対策

秋の花粉は春に比べて粒が小さく、飛散距離も短いですが、その分、肌や髪、衣類に付着しやすいのが特徴です。日常の中でできる対策を、出来ることから取り入れてみましょう。

やはり、一番は「付けない対策」です。外出時はメガネやマスク、スプレーで花粉をしっかりガードしましょう。目のかゆみが強い人はゴーグルタイプの花粉カットアイテムもおすすめです。

帰宅後は「すぐに着替える」が鉄則です。服についた花粉を家の中に持ち込まない工夫を心掛けましょう。着衣は出来るだけ花粉が付着しにくい素材のものを選び、家に入る前に玄関で軽くはたくのも効果的です。

洗濯物は部屋干しするか、花粉の少ない時間帯に行うのがおすすめ。晴れた日の昼過ぎは花粉がピークなので、午前中に取り込むと良いです。

食生活では「粘膜をいたわる食材」を意識しましょう。例えば旬のレンコンやヨーグルト、青魚、きのこ類などは、体のバランスをサポートをしてくれる食材です。

薬を使わずにできることも多いので、まずは生活習慣から整えてみましょう。


「花粉症っぽいけど違うかも?」そんな時は


秋は風邪や乾燥による鼻炎とも症状が似ています。くしゃみや鼻水だけでなく、目のかゆみ・倦怠感・肌荒れなどが重なる場合は、花粉やアレルギー反応の可能性が高いと言われています。

もし毎年同じ時期に症状が出るようなら、医療機関で原因を調べてみるのもおすすめです。自分のアレルゲンを知ることで、日常の対策がぐっとしやすくなります。


秋花粉を軽くする生活の工夫


ストレス対策

秋は睡眠リズムや食生活も整いやすい時期です。花粉症のシーズンこそ、「体を整える季節のチャンス」と捉えてみましょう。

夜更かしを控え、自律神経を整える、お風呂でしっかり温まって代謝をアップ、朝晩の冷え対策で免疫バランスを保つ、そして何より、ストレスをためないこと。

過度なストレスは免疫機能を乱し、アレルギー反応を悪化させる要因にもなります。リラックスできる時間を意識的に取り入れることが、秋花粉を軽くする体づくりにつながっていきます。


秋は花粉と室内アレルゲンに要注意


秋は気候が穏やかで過ごしやすい反面、秋花粉や室内アレルゲンに要注意の季節でもあります。ぜひ、季節の変わり目こそ、体を整えるチャンスと捉え、食事・睡眠・空気環境を見直して、秋を快適に楽しみましょう。