むくみとは?
むくみ(浮腫み)とは…
本来正常に排出されるはずの余分な水分が、
冷えや血行不良などの影響で皮膚の下に滞ってしまった状態のことを言います。
むくみを呼ぶ悪習慣
![むくみ対策](https://www.ishokudogen.com/page/wp-content/uploads/natumukumi2.jpg)
具体的な例では…
冷たいものをよく口にしていたり、冷房の使用等で体が冷えている方。
座りっぱなしや立ちっぱなしでいることが多い、
または運動不足で血流が悪化している方に起こりやすくなります。
また、塩分の多い食事を好んで食べる方もむくみやすいです。
体には、体内の塩分濃度を一定に保とうとする機能が備わっています。
塩分を多くとると、体の塩分濃度を薄めようと体内に水分を溜め込むからです。
こうした生活に心当たりがあれば、
普段の生活でしっかり対策し、予防していくことが大切です。
特に日本人は、みそ汁や漬物、煮物などの和食で
普段から塩分を摂りすぎる傾向にあります。
加えて梅雨の時期は気圧の影響などで体がむくみやすくなる条件が揃っている為、
いつも以上の注意が必要です。
むくみ対策に役立つ「カリウム」
![野菜](https://www.ishokudogen.com/page/wp-content/uploads/seni1.jpg)
こうしたむくみを防ぐためには、
体内の余分なナトリウム(塩の成分)と水分を排出する必要がありますが、
そこで活躍するのが
「カリウム」と言う栄養素です。
カリウムは、体の機能を維持したり調節するのに欠かせない必須ミネラルの一つです。
ナトリウムと拮抗した関係にあり、
細胞内外の水分量を調節したり、血圧を安定させる働きがある他、
心臓の機能や筋肉の収縮運動を正常に保つ働きもあります。
体内の水分調節に関わる重要な栄養素で、
むくみ対策として役立ちます。
食事でカリウムを補おう
カリウムは、野菜や果物、豆類、海藻類、きのこ類などに豊富です。
普段むくみを感じている方はこれらを意識的に取り入れましょう。
カリウム摂取の際の注意点
カリウムは水に溶けやすい
ただし、カリウムは水に溶けやすいという難点があります。
特に暑い夏は汗による損失が多いことから、
”こまめな摂取”を心がけることが、むくみを予防する上で大事です。
また調理法によっては失われやすくなる為、調理の際にも注意が必要です。
例えば、煮たり茹でたりする調理では30%程が失われてしまいます。
その為、水にさらす場合は長時間さらしすぎないこと。
そしてサラダなどで生のまま食べるか、
煮る場合はカリウムが流れ出てしまった汁ごと食べる様にしましょう。
塩分の過剰摂取に注意
また、過剰にナトリウムを摂取してしまうと、
カリウムが細胞外へ出て尿として排出されてしまう為、
塩分の多い食事の摂りすぎにも注意が必要です。
夏はどうしても、のどごしの良い麺類に手が伸びがちです。
麺類にはスープに大量の塩分が含まれていることが多い為、
塩分の摂りすぎになる恐れがあります。
塩分の摂りすぎからむくみを悪化させないためにも、
普段から塩分控えめの食事を意識することが大切です。
アルコールやカフェイン過剰摂取に注意
そして、塩分同様、アルコールやカフェインのとり方にも注意が必要です。
アルコールやカフェインは利尿作用が強く、カリウムの排出を促してしまいます。
過剰摂取がカリウムの不足に繋がり兼ねない為、
摂りすぎにならない様ほどほどに楽しみましょう。
むくみ対策にお勧めの夏野菜「きゅうり」
![きゅうり](https://www.ishokudogen.com/page/wp-content/uploads/kyuuri2.jpg)
そんなむくみ対策に活用すべき食材として、「きゅうり」がお勧めです。
きゅうりを食べるとトイレの回数が増えると言う方は多いと思いますが、
これはきゅうりに豊富に含まれる水分とカリウムによるものです。
夏野菜の代表格である「きゅうり」はまさに今が旬です。
洗ってそのままポリポリ食べれる手軽さが魅力のきゅうりは、
低カロリーで小腹が空いた時のおやつとしてもぴったり!
夏の水分補給やむくみ対策として役立ちますので、是非活用しましょう。
カリウムで梅雨むくみを撃退
むくみ対策には「塩分を控えましょう」とはよく言われますが、
同時にカリウムを摂ることも対策として役立ちます。
「最近急に体重が増えた…。」
「夕方になると決まって足がパンパンになる…。」
梅雨になってからこの様な症状が出ていたとしたら、
それは”梅雨むくみ”のサインかも知れません。
是非、カリウムの豊富な食事を普段から積極的に摂り、
憂鬱の種である梅雨のむくみを撃退しましょう。