光老化を防ぐ!紫外線と近赤外線対策で美肌を守る方法 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2025.04.30
光老化を防ぐ!紫外線と近赤外線対策で美肌を守る方法

光老化

日に日に日差しが増してくるこの時期、日焼け対策はしっかり行っていますか?
しみ、しわ、たるみ、肌の老化の約8割は太陽光が原因とされており、特に「光老化」の予防が重要です。

肌に影響を与える太陽光の中でも、紫外線A波(UVA)とB波(UVB)はよく知られています。UVAは波長が長く、肌の奥深くまで届き、シワやたるみを引き起こす原因となります。雲や窓ガラスを通過するため、曇りの日や室内でも注意が必要です。

一方、UVBは波長が短く、肌表面に影響を与えます。日焼けによる赤みやヒリつきを引き起こし、シミやそばかす、小じわの原因となります。これらはどちらも光老化の原因となる美肌の大敵です。 しかし、太陽光による影響は紫外線だけではありません。「近赤外線(NIR)」も、光老化に大きく関与しており、特に”たるみの原因”として指摘されているため気を付けなければいけません。

そこで今回は、光老化の原因となる太陽光の1つ「近赤外線」の特徴と対策についてご紹介します。

細かいシワやシミは、メイクなどである程度隠れるものの、深く刻まれたたるみはなかなか隠すことができません。光老化を予防し、若々しい素肌を守るためにも、是非参考にしてみて下さい。


近赤外線(NIR)とは?


近赤外線対策

紫外線A波(UVA)とB波(UVB)はよく知られる存在ですが、太陽光による影響はこれらの紫外線だけに留まりません。近年注目されている「近赤外線(NIR)」も、光老化に大きく関与しているとされています。

近赤外線は波長が非常に長く、UVAよりもさらに肌の奥深くまで浸透します。その結果、筋膜や筋層に影響を与え、肌のハリを保つために重要なコラーゲンを分解する物質を分泌させ、深いシワやたるみを引き起こす原因となります。

太陽光はさまざまな光によって構成されています。
その光を大きく分けると以下の3種類に分類されます。
●目に見えない「紫外線」
●目に見える「可視光線」
●太陽光線の50%ほどを占める「赤外線」

この「赤外線」の中に”近赤外線”は含まれています。


近赤外線(NIR)の特徴


近赤外線

そしてこれらの太陽光は、波長が長いほど皮膚の奥深くに浸透する性質があり、これが肌への影響を左右します。

例えば、紫外線B波(UVB)は波長が短いという特徴があります。夏の直射日光を長時間浴びると日焼けをしますが、曇りや雨の日には肌がヒリヒリするほど焼けることはありません。このヒリヒリ感はUVBによる影響ですが、波長が短いため雲によって遮られ、肌までほとんど届かないのです。

一方、紫外線A波(UVA)は波長が長く、雲や窓ガラスを突き抜けて肌の奥深くまで届きます。そのため、曇りや雨の日でも容赦なく肌に浸透し、光老化を引き起こす原因となります。実際、紫外線A波はUVBよりも注意が必要と言えるでしょう。

では、近赤外線はどうでしょうか?
近赤外線は紫外線A波よりもさらに波長が長いという特徴があります。そのため、肌の奥深くまで浸透し、筋膜や筋層にまで到達します。この影響により、MMP-1や炎症性サイトカインと呼ばれる物質の分泌が促され、肌のハリを保つコラーゲンが分解されてしまいます。その結果、深いシワやたるみが引き起こされるのです。

街のショーウインドウや電車の窓ガラスに映った自分の顔を見たとき、気になる影に気づいたことはありませんか?その影は、肌のたるみによるものかもしれません。たるみが目立つと、どうしても年齢以上の印象を与えてしまうことがあります。

こうしたたるみを防ぎ、若々しい印象を保つためにも、太陽光を過度に浴びないこと、そして日々のケアを大切にすることが重要です。


近赤外線対策には継続的なケアが重要


日焼け止め

日差しが強まるこの時期には、帽子やサングラス、日傘などを利用することはもちろん、日焼け止めをたっぷり、そしてこまめに塗り直して太陽光から肌をガードしましょう。また、日差しが強い時間帯の外出を控えたり、外的なケアに加え、栄養バランスの良い食事や十分な保湿ケアなど、肌の再生力を高める内的ケアも欠かせません。

こうした対策を日常的に意識することで、肌へ蓄積されるダメージを最小限に抑えることができますので、ぜひ継続的なケアを心がけましょう。


日焼け対策を万全にし光老化を予防しよう


紫外線については知っていても、近赤外線の存在についてはご存知でない方も多かったのではないでしょうか?

どちらにしても、たるみを助長させない為には、その原因となる太陽光に無防備にならないことが大切です。また、太陽光の影響に備え、日頃から肌の再生能力を高めるために、食事の内容に気を遣うことや、保湿の習慣を身に付けておくことが大切です。

日差しが強まるこれからの時期は、ちょっとの油断が肌にとっての命運を分けます。ぜひ日頃から日焼け対策を万全にし、光老化を予防しましょう。