呼吸の力で不調にサヨナラ!自律神経が整う毎日の呼吸習慣 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2022.06.22
呼吸の力で不調にサヨナラ!自律神経が整う毎日の呼吸習慣

呼吸の力

心身の健康が乱れがちな梅雨どき。 身体の痛みが続いていたり、なんとなくだるいなど、 不調が続く時に意識して取り入れたいのが、自律神経に働きかける「呼吸法」です。

無意識に繰り返されている呼吸なだけに、 その重要性については考えたこともない方も多いかも知れません。 ですが、呼吸は思っている以上に心身の健康と深く結びついています。 体を整える効果の高い呼吸法を日々の生活の中で意識することで、 自律神経に働きかけ不調を緩和したり、 パフォーマンスの向上に役立つなど、様々なメリットが見込めるのですよ。

そこで今回は、不調が出がちな梅雨時期にこそ注目したい【呼吸の力】。 そして、【呼吸力を高め自律神経を整える習慣】についてご紹介します。

呼吸の仕方をちょっと意識することで、自律神経に働きかけ、 手軽に体の調子を整えることが出来ます。 是非、心身の健康が乱れがちな今こそ、体調に関わる呼吸について見直してみましょう。


呼吸で自律神経が整うワケ


呼吸の力

そもそも、呼吸に意識を向けることで、 なぜ心身の調子を整えることに繋がるのでしょうか。

これは、横隔膜の周りに自律神経が集まっている為です。
自律神経とはその名の通り自立した神経のこと。 私たちが自ら呼吸をしようと意識しなくても、体が自然と呼吸を繰り返すよう 自律神経が働き呼吸筋を動かしてくれているのです。 体温を調節したり、心臓を動かす、腸を働かせるなど、 自立して動いているものはすべて自律神経の働きによるものです。

人は呼吸をしないと生きてはいけないため、 横隔膜周辺にはこの自律神経が特に多く集まっています。 意識的に呼吸を深く行うことでそこに集まった自律神経に刺激が伝わり、 副交感神経を優位にすることで、リラックスができたり、 自律神経を整えて体の調子を整えることに繋がるのです。

また大きな呼吸で肺が大きく膨らみ肋骨が動くことで血流の促進にも繋がります。 血流が良くなることにより冷えを防いだり、 リンパの流れを良くして老廃物の排出を促すなど、 呼吸には副交感神経を刺激する以外の重要な役目もあり、 様々な面から体の調子を整えてくれます。


浅い呼吸が不調に繋がる?


姿勢の悪い女性

最近、深呼吸をしたのはいつだったでしょうか?
気付けば、呼吸が浅くなっていませんか?

デジタル機器の長時間使用による姿勢の悪化や運動不足、 長時間のマスク着用などの影響から、 呼吸が浅くなっている人が増えているとされます。 呼吸が浅くなると以下のような不調が出やすくなるため、 出来るだけ日々の生活の中で呼吸力を高める習慣を身に付けることが大切です。


『浅い呼吸で出やすい不調』

・むくみ
・冷え
・頭痛
・肩こり、腰痛
・夜なかなか眠れない、途中で起きてしまう
・胃の調子が悪い
・便秘や下痢を繰り返す
・太りやすい
・やる気が出ない、だるい
・イライラ、落ち込み、憂鬱な気分が続くなど…

特にビジネスマンや子育て中のママさんなど、 日々やることに追われている忙しい現代人には、 呼吸にまで意識を向ける余裕がなかなか無いのかも知れません。 しかし、呼吸が浅くなると、自律神経の不調や血流不足から 上記の様な不調が出やすくなったり、日々の疲れを更に蓄積させる と言った悪循環を生む可能性もある為、注意が必要です。

普段あまり呼吸を意識していない場合や、呼吸が浅いと感じる場合、 こうした不調に心当たりがあれば、是非呼吸に意識を向けることから改善に繋げましょう。


深い呼吸を意識的に行い「自律神経」を整えよう


深呼吸

日々の生活の中で深い呼吸を意識して取り入れることで、 ストレスや環境の変化に負けない安定した体を維持することが出来ます。 誰でも今すぐに出来ることですので、是非日常に取り入れてみましょう。

自律神経に働きかける呼吸の仕方はとても簡単です。
大きく息を吸い込み、その倍の長さで息をゆっくり吐き出す 1:2の深呼吸を心がければ良いのです。

呼吸は、吸う時は交感神経、吐く時は副交感神経が優位になります。 呼吸をする時に、吐く時間を吸う時間の倍と長くすることで、 副交感神経優位の形にすることができ、結果自律神経を整えることに繋がります。

そしてこの時、肋骨を広げることやお腹を大きく膨らませることを 意識して行うのがポイントです。横隔膜周辺に集まった自律神経に刺激がいくよう、 この点にも意識を向けて呼吸を行ってみましょう。

朝目覚めた時や夜寝る前、仕事の合間など、 気が付いた時に深い呼吸を10回程度でも良いので意識して行ってみましょう。 特にストレスがあると呼吸が浅くなりがちです。 そんな時ほど深呼吸を意識して気持ちのリセットを心がけましょう。


良い姿勢でいることも呼吸力を高めるには大事


また、普段スマホやパソコンを長時間使用している方は多いと思います。 こうしたデジタル機器の長時間使用は、背中が丸まった猫背の姿勢になりがちです。
姿勢の悪さは胸やお腹を圧迫し、浅い呼吸に繋がる為、 意識して姿勢を良くしたり、合間に深呼吸を行うことを習慣づけるなどして しっかり呼吸を行うようにしましょう。


寝る前の深呼吸は睡眠の質を向上させる


特に、寝る前に深呼吸を取り入れると、 リラックスできて睡眠の質の向上に繋がる為お勧めのタイミングと言えます。
睡眠は、疲れや体の不調を改善させる重要な役割を持つことから、 心身を回復させ翌日のパフォーマンスを向上させる意味でも、 寝る前の深呼吸を是非習慣にしてみましょう。


呼吸を意識することから心身を労わろう


自律神経は自分の意志で操作することが出来ませんが、 呼吸の仕方を意識することである程度支配することが出来ます。

毎日繰り返している呼吸をちょっと意識するだけ。 これだけのことで自律神経が整うのなら、やらない手はないですね。
是非、まずはほんの数分からでも良いので、 深い呼吸を意識して行うことから心身を労わってあげましょう。
特に、梅雨の不調に悩まされている方は自律神経が乱れている可能性があります。 そんな人こそ、呼吸に意識を向ける時間を大切にしてみてはいかがでしょうか。