![ガサガサ唇](https://www.ishokudogen.com/page/wp-content/uploads/kuchi5.jpg)
ウィズコロナ時代。新しい生活様式でマスクが手放せなくなりました。
まだまだ残暑が残るこの時期のマスク生活は辛いものがあります。
暑さでマスクの下は常にムレムレの状態に。
そこに追い打ちをかける夏の紫外線と冷房による乾燥、
こうした刺激により、マスク下の皮膚は危機的状況に晒されています。
中でも、皮膚が薄い
「唇」は荒れてガサガサになりがち。
通常の皮膚と異なり、とてもデリケートな構造である為、
紫外線や乾燥などちょっとした刺激で潤いが失われてしまいます。
唇が荒れると、皮が剥けたり出血したりでストレスになるばかりか、
シワっぽくなり若々しい印象を損なう原因にもなります。
「どうせマスクをしているから」とケアを疎かにしていると、
益々乾燥が進みガサガサになってしまうので、
日頃から潤いケアを徹底して、プルっと魅力的な唇を維持したいものですね。
そこで今回は、
【マスクで荒れがちな唇のケア方法】をご紹介します。
本格的な乾燥の季節を迎える前に、正しいリップケアについて学びましょう!
唇は非常にデリケートなパーツ
![唇](https://www.ishokudogen.com/page/wp-content/uploads/kuchi1.jpg)
唇は、その構造上、非常に荒れやすい性質を持っています。
私達の皮膚は、通常20層ほどの角層があり、
数週間かけてターンオーバーを繰り返しながら皮膚を再生しています。
それに対し唇の角層はほんの数層しかありません。
角層が薄い上に、皮膚にある皮脂腺や汗腺がなく、
保湿力も低いことから、ちょっとした刺激で荒れてしまうのです。
例えば、紫外線による刺激、メイクやメイクオフの際の摩擦、
食事による刺激も唇が荒れる原因になります。
特にコロナ禍にある今、マスクの着用による蒸れや擦れ、
そしてマスク着脱後の乾燥によって唇が荒れやすくなっています。
ツヤと張りのある元気な唇を維持するには、いつも以上のケアが重要です。
唇は角層が薄い分修復も早い
皮膚の角質層は厚く、数週間かけてターンオーバーするのに対し、
唇の角層は薄い為、3日から4日程度でターンオーバーします。
つまり、荒れやすい性質を持つ分、きちんとケアすれば早く修復させることが出来ます。
こまめな保湿で乾燥から守る
デリケートな唇を様々な刺激から守る為には、徹底的に保湿を行うことが重要。
マスク着用時はもちろん、着脱後もケアを徹底して、
唇の潤いを保つことから皮膚のバリア機能を強化しましょう。
マスク着用後のケアを徹底する
![マスク着脱後](https://www.ishokudogen.com/page/wp-content/uploads/kuchi4.jpg)
暑い時期のマスクの長時間使用は、
マスク内が蒸れて皮膚がふやけた状態になり、非常に傷付きやすくなります。
マスク着脱後にしっかりとケアしてあげないと、
紫外線や冷房により乾燥が進み、益々唇は荒れやすくなってしまう為、
マスク着用後のタイミングは特にケアを徹底しましょう。
マスクの中が蒸れたり汗で濡れていたら、まずはハンカチなどで優しくふき取ります。
そしてリップクリームや肌への刺激が少ないワセリンなどを丁寧に塗りこ込み、
素早く乾燥を防ぐことが大事です。
また、マスクの蒸れや汗によって日焼け止めが流れてしまうと、
紫外線のダメージをもろに受け、唇のガサガサを助長させてしまいます。
UVケアのできるリップクリームも販売されていますので、
夏場の日中のケアとしてはこういったものを使用して、
紫外線ケアも乾燥対策も同時に行うと良いでしょう。
生活習慣を整え皮膚のバリア機能を高めておく
粘膜に近い構造であるとは言え、唇も肌の一部。
肌と同様、食事や運動、睡眠などの影響を大きく受けていることから、
生活習慣を整えることも健康な唇を維持する上で重要になります。
バランスのとれた食事を意識すること。
水分をこまめに摂り、適度な運動習慣を身に付け血液循環を高めること。
十分な睡眠と休息をとりストレスを溜めないことなど、
生活習慣を出来るだけ整えることを意識し、
強い粘膜や皮膚を作っておくことが潤う元気な唇の土台となります。
潤いのあるプルプル唇に繋がる食品
![唇の健康に役立つ食べ物](https://www.ishokudogen.com/page/wp-content/uploads/kuchi7.jpg)
ビタミン類は皮膚や粘膜を正常に維持し、強化する働きがあります。
特に健康な唇の維持に役立つのがビタミンA、B2、B6、Cなど。
『ビタミンA』は、レバー、うなぎ、焼きのり、モロヘイヤ、ブロッコリー、にんじん、かぼちゃなど
『ビタミンB2』は、レバー、豚肉、うなぎ、干しシイタケ、納豆、卵、玄米、牛乳など
『ビタミンB6』は、ニンニク、ピスタチオ、まぐろ、かつお、レバー、鮭、鶏肉など
『ビタミンC』は、パプリカ、菜の花、レモン、ゴーヤ、キウイ、いちごなど
こうした食品に豊富ですので、
皮膚の材料になるたんぱく質も合わせて積極的に摂り入れましょう。
唇を荒らす様々な原因に対処する
![リップケア](https://www.ishokudogen.com/page/wp-content/uploads/kuchi6.jpg)
マスクの着用や夏の紫外線によってガサガサになりがちな唇ですが、
メイク時やメイクオフ時の摩擦による刺激、洗顔料や歯磨き粉などの刺激、
食べ残しなどの汚れによる刺激も唇を荒らす原因になります。
こうした刺激によってガサガサ唇を作らない為にも、
メイク時には優しく触れる様にする、洗顔時にはゴシゴシ擦らない、
歯磨き粉や食べ物の汁などを口周りに残さない等、
なるべく刺激を減らすよう心掛けましょう。
また「口呼吸」をすることによっても、唇が乾燥しガサガサを作る原因になります。
口呼吸は、口内を乾燥させ、虫歯や歯周病、口臭の原因にもなる為、
習慣になっている場合は鼻での呼吸を極力意識して、口の乾燥を防ぐことをお勧めします。
自分に合ったケア用品を正しく使う
![リップクリーム](https://www.ishokudogen.com/page/wp-content/uploads/kuchi3.jpg)
口紅やリップクリーム自体が自分の肌に合わないケースもあります。
皮膚が薄い分敏感な唇だからこそ、
自分の皮膚に合った商品選びをすることもリップケアには重要です。
こまめな保湿や刺激をなくすことを徹底しても荒れが治らない場合には、
リップケア商品の見直しも検討してみましょう。
リップクリームは乾燥を防ぐためにこまめに塗ることが大事ですが、
就寝中はこまめなケアが出来ない為、夜寝る前のケアは特に重要です。
お風呂上りなどのケアとして、唇は顔の保湿とは別に、
保湿効果の高いリップクリームなどで特別にケアしてあげましょう。
その際、口紅など汚れが残っていると保湿成分が浸透しにくくなるため、
クレンジングは優しくもしっかり落としておくことも大事です。
唇の皮を無理やり剥いたりしない
唇がガサガサして皮がめくれてくると、どうしても気になって、
手で擦ったり皮を剥いたりしてしまいがちです。
でも、こうやって手で触れる事や皮を剥く行為は、
荒れをさらに悪化させる行為でしかない為、絶対にやってはいけません。
唇は粘膜に近いデリケートな皮膚であることから、
とにかく優しく触れる、優しくケアすることを徹底しましょう。
日々のリップケアでマスクなしでも自信を持てる唇へ
マスクが手放せないウィズコロナ時代とは言え、
マスクを外した時の唇がボロボロでは何とも忍びないですよね。
唇は皮膚が薄い分荒れやすいもの。
しかし、皮膚が薄いからこそ、しっかりケアすればプルっと魅力的な唇の蘇りも早いです。
マスクなしでも自信を持てる健康的な唇を手に入れる為にも、
是非以上を参考に、日々のリップケアに力を入れてみて下さいね♪