お腹が冷える「内蔵型冷え性」に気を付けよう | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2021.11.24
お腹が冷える「内蔵型冷え性」に気を付けよう

内蔵型冷え性

日に日に寒さが増し、体の冷えが気になる季節になりましたね。 ベッドに入ってからも手足が冷えてなかなか寝付けないなど、 これからの時期”冷え性”に悩まされる方は多いのではないでしょうか。

冷え性と一言で言っても冷えにはいくつか種類があり、 中でも問題になっているのが、若い女性にも増えている「内蔵型冷え性」です。

「内蔵型冷え性」とは… 極端なダイエット等による栄養の偏りや、乱れた食生活、 睡眠不足や運動不足、ストレスなどの様々な影響により、 ”腸が慢性的に冷えてしまった状態”を言います。 内臓が冷えることで内臓本来の機能が弱まり、 便秘などの症状を引き起こすほか、肩こり、膀胱炎、 婦人病など様々な健康への影響も懸念されることから、 特に冷えが厳しくなってくるこの時期注意が必要です。

そこで今回は、「内蔵型冷え性の悪影響と改善策」についてご紹介します。

ふとお腹に触れた時に「冷たい」と感じる場合や、 手足は暖かいのに冷えを感じる場合、平熱が36度3分に満たない場合、 ダイエットをしてもポッコリお腹だけが改善されないなど… こうした点に心当たりがあれば、内臓型冷え性に陥っているかも知れません。 内臓の冷えから引き起こされる様々な悪影響を回避する為にも、 是非、改善策についてこの機会に考えてみましょう。


内臓型冷え性のリスク


内蔵型冷え性のリスク

内臓型冷え性が引き起こされると、体には様々な悪影響を及ぼします。
例えば、血流の悪化により代謝が落ちダイエットの成果が出にくくなったり、 腸のむくみを引き起こし、ポッコリお腹を引き起こす原因になります。 また、シミやくすみ、目の下のクマ、顔色が悪いなど、 見た目にも悪影響をおよぼすことから、 美容を気にする女性にとってはまさに美の大敵と言えるでしょう。

また、血流の悪化は、肩こりや腰痛、疲れやすいなどの不調を招きやすくなります。 同時に体温が低下することで免疫力が下がり、風邪などの感染症にかかりやすくなる。 更には内臓機能の低下により、膀胱炎や婦人病のリスクを増やすだけでなく、 不妊の原因にもなると言われています。

「冷えは美と健康の大敵」とされますが、 冷え性の中でも最も重症且つ、最も気を付けなければいけないのが、 この内臓型冷え性(腸冷え)なのです。


内臓型冷え性は女性が陥りやすい?


特に女性は体が冷えやすいので気を付けないければいけません。 そもそも女性は男性に比べて筋肉量が少なく、 月経やダイエット等の影響から体が冷えやすくなっているからです。

また、手足が冷える「末端冷え性」と違って、 体の中のことですから、なかなか自覚しずらいのも 内蔵型冷え性の怖いところです。
体温の低下や、お腹に触れて冷たく感じる場合等、 上記で挙げたような心当たりが少しでもあれば、 内蔵型冷え性を疑うべきかも知れません。


内臓型冷え性の予防と対策


冷え対策

では、内蔵型冷え性に陥らない為には、 または既に陥ってしまった場合には、 どの様なことに気を付けて生活すべきなのでしょうか?

以下では内蔵型冷え性の具体的な改善策をご紹介します。


冷たい物の飲食を避け出来るだけ温かいものを口にする


「コタツでアイス」が寒い時期の楽しみの一つと考えている方は多いと思います。 冬には冬に向けた濃厚味のアイスが売れることからもこれは明らかです。 または、アイスクリームが好きではなくても、 冷蔵庫から取り出した冷たい食べ物をそのまま口に運ぶことや、 氷が入った飲み物を一気に胃に流し込むなんてことは、 日常でよくあるシチュエーションかと思いますが、これには注意が必要です。 腸は特に冷えに弱い性質を持っている為、 このような行為の積み重ねが内蔵型冷え性を招く原因になるからです。

また、お酒をよく飲まれる方は氷で冷やされたものに気を付けてください。 冷えたビールやハイボールはもちろん美味しいですが、 こうしたものでは体を中から冷やしてしまいます。 寒い時期には体が温まる熱燗や、 焼酎のお湯割などをチョイスして、腸冷えを回避しましょう。

ただし、温かい飲み物でも「カフェイン」を多く含む物には気を付けましょう。 例えばコーヒー。コーヒーに多く含まれるカフェインは体を冷やす作用があるため、 冷えを感じられている場合は飲み過ぎないように気をつけて下さい。

特に冷えを感じている場合には、出来るだけ冷たい物の飲食は避けるのが無難です。 もしくはどうしても冷たい物を食べる場合には、温かい飲み物を加えてあげるなど、 お腹の中をなるべく冷やさない様心掛けましょう。


運動習慣を身に付ける


運動

冷えの改善には運動習慣を身に付けることが不可欠です。 体を良く動かすことで血行が促進されることはもちろん、 筋肉は多くの熱を生み出し体温上昇に繋がるからです。

とは言え、忙しい毎日の中で、 運動を習慣にするのはなかなか難しい方も多いと思います。 そうした場合は日常の中で出来るだけ動く意識を持つことから始めてみましょう。

例えば、普段使っているエレベーターを階段にする。 テレビを見ている間にストレッチをする、 掃除を日課にして出来るだけ大きな動作を心掛けるなど、 ちょっとしたことを意識し、日々積み重ねていくだけでも立派な運動になります。

運動は続けることが大事ですから、無理なくできることから始めてみてください。
とにかく、寒いからと言って体を縮めているばかりでは体は冷えていく一方。 寒い時ほど体を動かして、自ら熱を生み出せる身体を作っていきましょう。


お風呂はシャワーで済ませず湯船に浸かる


お風呂は冬でもシャワーで済ませると言う方は以外と多いものです。 でも、体の芯から温まることを習慣にしたい「腸冷えさん」にとっては、 シャワーよりも湯船に浸かる習慣がとても大事になります。

熱すぎない心地の良い温度で、ゆっくり体を温めリラックスすることで、 体の芯まで温まり、腸の冷えを改善するだけでなく、 交感神経を整え質の良い睡眠やダイエット、 美容においても多くの恩恵を受けることが出来ます。

いつもシャワーで済ませているという場合には、 「一日の疲れはその日の内にとる」だけでなく 「一日の冷えはその日の内にとる」という意味でも、 湯船につかる習慣を是非身に付けてみてはいかがでしょうか。


お腹を冷やさない服装を心がける


腸を冷やさない為には、お腹周りを冷やさないことが重要です。 薄着をするのを避けることはもちろん、お腹を温めるアイテムを選ぶなどして、 お腹を徹底的に冷えから守りましょう。

お腹を冷やさない為の対策としてお勧めなのが「腹巻」を活用することです。 お腹には血管が多く、腹巻きをすると体感温度が約1 ℃上がる という実験データもあり、腸冷え対策として役立ちます。

お洒落の為にと薄着をしている方は、特に若い方には多いかと思いますが、 その為に美と健康を犠牲にしてしまったら元も子もありません。 お腹をしっかり温め、内から輝く健康美を目指して行きましょう。


体を温める食品を摂る


生姜紅茶

内蔵型冷え性対策としてやはり重要になるのが食事です。 暖かい食事を摂ることを意識することもそうですが、 日々の食事で体を温める作用のある物、腸を元気にする物も積極的に摂り、 内臓の冷えを予防しましょう。

ショウガやニンニク、ねぎ、ジャガイモやダイコンなどの「根菜類」、 コショウやシナモン、唐辛子の「スパイス類」、 お酢や梅干などに含まれる「酢酸」や「クエン酸」などは 体を温める効果や代謝促進の効果が見込めますので、 内蔵型冷え性の予防や改善にお勧めです。

また、多くの熱を生み出す「筋肉」の栄養となるタンパク質をしっかり摂る。 腸を元気にする発酵食品を積極的に摂り、 逆に腸粘膜を傷つける小麦グルテンや、腸内環境を乱す添加物を控える等、 腸の健康を意識した食事も心掛けると冷え対策を一層後押ししてくれます。

こんな風に、体を温める作用のある食品を意識しつつ、 栄養バランスの取れた食事を決まった時間に摂ることを心掛け、 冷え知らずの内臓を日々の食事から作っていきましょう。


温活で内蔵型冷え性を予防しよう


内蔵型冷え性は知らず知らず進行し、美と健康に様々な悪影響を与えます。 でも、逆を言えば、内臓を温めることで多くのメリットを得られるとも言えます。

内蔵型冷え性の予防、改善には、 服装やお風呂の習慣などで体を温める対策をすることはもちろん、 食事や運動など生活習慣全てにおいて様々なアプローチが必要です。

是非以上を参考に、自ら熱を生み出せるぽかぽか体質を手に入れるべく、 出来ることから”温活”に取り組んでみてはいかがでしょうか。