女性を悩ます「尿漏れ」…原因は骨盤底筋群のゆるみにあり! | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2019.07.03
女性を悩ます「尿漏れ」…原因は骨盤底筋群のゆるみにあり!

尿漏れ
最近"尿漏れ"に悩む女性が増えています。

咳やくしゃみをした時、重いものを持った瞬間など、 ちょっとしたきっかけで漏れてしまう「尿漏れ」。
正式名称を「腹圧性尿失禁」と言い、今や患者数は500万人超え、 健康な女性の4人に1人が尿漏れで悩んでいるともされています。

尿漏れがあると、外出中に「いつ漏れるか」と気が気ではありませんよね…。 中には尿漏れパッドを使用するのに抵抗がある方も多く、 外出すること自体が恐怖になるなど深刻に悩んでいる方も少なくありません。

しかしながら、そもそもどうして尿漏れは起きるのでしょう?
また、尿漏れにならない為の予防法や改善策はあるのでしょうか?

尿漏れは命に関わる病気ではないだけに、 しっかり対策に取り組んでいる方は意外と少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、気になる【尿漏れの原因と予防、改善法】 をご紹介します。

薄着になるこの季節、尿漏れの不安を少しでも解消する為にも、 是非最後までお付き合い下さいませ。


尿漏れが起きる原因とは?


尿漏れ
尿漏れが起きる原因はどこにあるのでしょう?

尿漏れの原因は…加齢、運動不足、肥満、妊娠・出産の経験があることなどが挙げられますが、 直接的な原因はこうしたきっかけにより”骨盤底筋群が弱り、緩んでしまうこと”で起きています。

「骨盤底筋群」とは…
文字通り、骨盤の底に位置する筋肉の総称で、腸や子宮、膀胱などの内臓を支えている筋肉です。 この筋肉は膣や尿道の締まりにも影響を与えており、 加齢や運動不足によって筋力が衰え緩むことで尿道の締まりを悪くし、 結果尿漏れに繋がってしまうのです。


日本人のライフスタイルの変化も影響


また、尿漏れが増える背景には、日本人のライフスタイルの変化も影響しています。
昔は畳の上で生活していたり、トイレも和式だった為に、 しゃがんだり立ったりすることが日常の中で頻繁に行われていました。

それが現代では多くの家が様式となり、 あらゆる物が便利になったことで、骨盤底筋が衰え緩む一方となってしまったのです。


若者の間でも増える尿漏れ


加えて、食事制限のみの安易なダイエットなども影響し、若い世代の筋力低下が叫ばれています。
これにより20代30代の若い層にも尿漏れが増えており、 今や尿漏れは高齢者だけの問題ではなくなっています。


悪化を防ぐためにも早めの対策を


骨盤底筋群の緩みは、何の対策もせず放っておけば、 さらなる緩みに繋がり尿漏れの悪化を引き起こします。
元はくしゃみや重いものを持ったことをきっかけに漏れていた軽度の尿漏れも、 次第に立ったり座ったりする、笑う、大きな声を出すなどの、 日常の何気ない動作でも頻繁に尿漏れを起こし、量も増えていく場合もあります。

重度な場合には、外科的な治療も必要にある恐れもある為、 少しでも症状があれば早めに対策することが大事です。


尿漏れの予防・改善法


尿漏れ改善
尿漏れの予防・改善には、骨盤底筋群を鍛える体操を取り入れるのが効果的です。
以下はいつでもどこでもできる簡単な体操ですので、是非日常に取り入れてみましょう。


◇骨盤底筋群を鍛える体操◇


・仰向けに寝る(もしくは立ったままの状態で足を肩幅に開く)
・肛門と膣をきゅっと締めるイメージで10秒程度、骨盤底筋群に力を入れ続ける
・一度力を抜き、30秒〜1分休み再度力を入れるを10回程度繰り返します
*10回を1セットとし、1日に5セット程度行う

この体操は、トイレで用を足した後、就寝後、就寝前のベットでやる等、 自分でルールを決めておくと習慣にしやすいです。
しっかり継続し、日々の日課にすることで、 使われていなかった骨盤底筋群を使えるようになり、尿漏れの予防・改善に役立ちます。


肥満を予防して尿漏れを改善


肥満と尿漏れ
また、尿漏れ対策として、肥満を予防することも大切です。
肥満によりお腹に脂肪が付き過ぎることで、腹圧が余計にかかり尿漏れが起きやすくなるからです。

余分な脂肪を溜め込まない為にも、普段から腹八分目のバランスの良い食事を心掛け、 骨盤底筋群を鍛えることを中心に運動を習慣にしましょう。


骨盤底筋群を鍛えて尿漏れを予防・改善しよう


尿漏れの原因は老化によるもの。対策のしようがない。と思われている方も多いですが、 普段から意識して骨盤底筋群を鍛えておくことで改善することができます。

特に薄着になるこの季節の尿漏れは気になるものです。
人と会うことや外出を気兼ねなく楽しむためにも、 しっかり改善に取り組み、漏れのない安心な毎日を目指してみてはいかがでしょうか。