老化現象の代名詞「ポッコリお腹」の原因と対策 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2022.04.27
老化現象の代名詞「ポッコリお腹」の原因と対策

ポッコリお腹

シワやたるみ、白髪や老眼と同じように、 お腹がポッコリと出る「中年太り」もまた老化現象の1つです。 歳をとるにつれ「お腹周りに脂肪がつきやすくなった」 「全体的にサイズは変わってないのに、お腹周りだけサイズが増えてきた」 と実感されている人は多いものですが、これは老化のサインと言えるでしょう。

では何故、歳をとるとお腹周りに脂肪がつきやすくなるのでしょうか…。
これには歳とともに筋肉量が減り基礎代謝が低下することや、 ホルモンが変化する事などが関係しています。

お腹が出るのは歳のせいだから、またはダイエットをしても お腹が凹まないからと諦めている方も多いもの。 しかし、ぼっこりお腹を歳のせいだから仕方がないと放っておくと、 糖尿病や高血圧、動脈硬化、心疾患といった 生活習慣病の原因になってしまう危険もあるため注意が必要です。

そこで今回は、【年をとるとお腹が出てくる原因】、 そして【ポッコリお腹解消の為の対策】についてご紹介します。

老化現象の1つとされるポッコリお腹も、食事、運動、ストレス対策など、 生活習慣をちょっと見直すことでいくらでも防ぐことができます。 是非、太らない生活でポッコリお腹を対策することから、 いつまでも動ける元気な肉体と若々しい見た目の維持に繋げましょう。


年をとるとお腹が出やすくなる理由


内臓脂肪型肥満

そもそも加齢とは、体の様々な機能が衰えてしまうことを意味します。 歳とともに筋肉量が減ることに加え、ホルモンも減少してしまいます。 そしてこれが中年太りの代名詞でもある「ポッコリお腹」を作る原因となります。

筋肉量の低下は基礎代謝量の低下に繋がりますから、 若い頃と同じように食べていれば、当然エネルギーは余ってしまい、 余った分はしっかり脂肪として蓄えられてしまいます。

また、女性ホルモンの低下は余分なエネルギーを内臓脂肪として蓄えやすくし、 男性ホルモンの低下は筋肉が付きにくくなることで基礎代謝量を低下させ、 内臓脂肪を蓄えやすくします。結果お腹周りに脂肪がつきやすくなるのです。

お腹周りに過剰に脂肪が溜まった状態を「内臓型肥満」と呼びます。 内蔵型肥満は、生活習慣病や癌、認知症など様々な病気のリスクを高める為、 放置せずしっかりと対策していくことが大切です。


ポッコリお腹を凹ます為の対策


お腹の脂肪を気にする女性

老化による基礎代謝の低下やホルモンの減少以外にも、 腸の機能の衰えや歪みなどでもポッコリお腹は引き起こされます。

以下では、ポッコリお腹を引き起こす原因や、今すぐ取り入れられる対策をご紹介します。 老化に関してはどうしようもない部分でもありますが、 それでも、「年のせいだから」と諦める必要は全くありません。 是非出来ることから対策を心掛け、若々しい凹んだお腹を維持しましょう。


筋肉を出来るだけ意識した生活を心掛ける


階段

筋肉量は何もしなければ加齢に伴って徐々に減少していきます。 この筋肉量の低下が基礎代謝の低下を招き、中年太りを引き起こす根本原因です。

また筋肉は基礎代謝を上げるだけでなく、内臓を支えるコルセットの役割も果たしています。 筋肉が減り、内臓を支えているコルセットが緩んでしまうことで、 内臓が重力に引っ張られて下に下がり、 内臓下垂が引き起こされて下腹ポッコリに繋がります。

代謝の維持、そして内臓を支える意味でも腹部の筋肉の維持・強化が不可欠です。
幸い筋肉は何歳からでも鍛えることが出来ます。 普段からお腹の筋肉を意識して正しい姿勢をキープすることや、 腹式呼吸を意識するだけでも下腹部の筋肉が鍛えられますので、 是非この点を意識してみましょう。

また、移動する時はなるべく大股で早歩きを意識する。 座る時間を意識的に減らす。出来るだけ階段を使うなど、 少しの意識で運動量を増やし筋肉を増やすことも可能です。

運動不足の方は特に、日常的に運動を習慣にすることに加え、 日ごろから呼吸や姿勢、こまめに動くを意識して、 代謝の低下や、腹部の筋力低下による内臓下垂を防ぎましょう。


便秘によるポッコリお腹を対策


加齢に伴い腸の消化能力も低下していきます。そして腸内に 住み着いている乳酸菌や大腸菌などの腸内細菌層のバランスにも乱れが生じ、 腸の働きは益々低下。すると便やガスが溜まってお腹が張り、 ポッコリとしたお腹に繋がりやすくなります。

歳をとるとともに腸の機能が衰えるのはある程度仕方がないことですが、 しっかりと対策することで、便秘のない凹んだお腹を維持することが出来ます。

便秘は主に不規則な生活やストレス、水分不足、 栄養バランスの悪い食生活、そして運動不足が原因で引き起こされます。 腸の機能をサポートする意味でも、こうした原因をクリアし、 規則正しい健康的な習慣を意識して生活することが大切です。

特にストレスは自律神経の乱れに直結し、慢性便秘を引き起こす原因になる為、 自分がリラックスできる趣味や習慣を取り入れるなどして、 ストレスとはうまく付き合って行きましょう。


ストレスを溜めない環境作り


睡眠

「ストレス太り」と言う言葉がある様に、人はストレスが溜まると太りやすくなります。
ストレスによって分泌されるコルチゾールと言うホルモンは、 食欲を増大させるばかりか、若さを保つ働きをするDHEAや、 男性ホルモン(テストステロン)を減少させる原因にもなります。 便秘対策もそうですが、若さを保ちポッコリお腹を防ぐ為にも、 ストレス対策は必須です。

中でも、最高のストレス解消法は良質な睡眠を取ることです。 毎日ぐっすりと寝ることができれば、 悩みや不安な気持ちは和らぎ心身ともに回復します。 良質な睡眠→ストレスの緩和→腸の健康、 そして若々しく痩せやすい身体づくりと繋げる意味でも、 湯船にゆっくりと浸かりリラックスしたり、 好きな音楽やアロマ、気持ちの良い寝具を取り入れる、 寝る前に腹式呼吸を取り入れるなどして、 できるだけリラックスできる環境作りを徹底しましょう。


歪み対策でポッコリを解消


姿勢の悪化

猫背や反り腰などの姿勢の悪さや、カバンをいつも決まった手で持つ、 足を組むなど、こうした癖によって骨盤が歪んでしまうことも、 ポッコリお腹を作る原因となります。

上半身と下半身をつなぐ中継地点となる骨盤に歪みが生じると、 血液の流れが悪くなり、むくみや脂肪などがお腹周りに溜まりやすくなります。 こうした体を歪ませる悪い習慣をできるだけ意識して改善していくことが、 ポッコリお腹を解消するためには大切です。

無意識にやってしまっている癖を改善するには、 やはり普段から意識して生活することが必要です。 ついつい右足を組んでいることに気づいたら、すぐに直して姿勢を正す。 または左足で同じ時間足を組むようにする。 猫背になっていることに気づいたら、すぐに背筋を伸ばすことを意識するなど、 なるべく意識して癖による歪みを防ぎましょう。


ポッコリお腹は老化のサイン


ポッコリお腹が気になるようになってきたら… それは老化が進行しているサインかも知れません。

ポッコリお腹は放置すると健康への様々なリスクがある為、 出来るだけ生活習慣の見直しを図り、早めに解消することが大切です。

30代40代でぼっこりお腹になっている人もいれば、 70代80代になっても凹んだお腹で若々しい見た目を保たれている方も沢山います。 是非ポッコリお腹は歳のせいだと諦めずに、 上記ポイントを意識した健康的で太らない生活を心掛け、 若々しい見た目とアクティブな毎日に繋げてみてはいかがでしょうか。