伝統食材「梅干し」パワーで梅雨を健やかに | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2021.06.02
伝統食材「梅干し」パワーで梅雨を健やかに

梅干しの効能

おにぎりやお弁当の代表的な具材の一つで、 食材を腐敗から守ってくれる強い味方といえば「梅干し」 です。 梅干しには強力な殺菌効果や解毒効果があります。 これから本格的になる梅雨時期の食中毒対策として役立つことから、 積極的に活用したい食材です。

また、梅干しは食中毒対策として役立つだけでなく、 「梅干し一粒で医者いらず」と言われるほど幅広い効能で、 不調が増えがちな梅雨時期の健康を後押ししてくれます。

そこで今回は、特に梅雨時期の今活用したい【梅干しのパワー】 をご紹介します。

長期間漬け込まれることで旨味や風味が凝縮され、 そのまま食べるのはもちろん、調味料としても大活躍の梅干し。 和え物や蒸し物等の味付けに使えば、 酸味と程良い塩味が加わり、爽やかなおいしさが口いっぱいに広がります。 使わなければ勿体ない、日本が誇るスーパーフード。 梅干しのすっぱいパワーを活用して梅雨の不調を吹き飛ばしましょう。


梅干しが持つ健康効果


梅干しの健康効果

日本の伝統食材「梅干し」には、疲労回復効果や殺菌効果だけでなく、 様々な健康効果があることが知られています。
注目したい梅干しの効能を以下にご紹介します。 是非、健康フードである梅干しを活用して健やかな毎日に役立てましょう。


豊富な有機酸が健康を後押し


梅干しには、酸っぱさの元となる成分である「有機酸」が豊富に含まれています。 まだ未熟なうちはリンゴ酸が豊富で、成熟するにつれクエン酸が多くなります。 他にも、コハク酸、酒石酸など各種有機酸を含みます。

梅干に含まれる有機酸には、唾液の分泌を促す働きがあることから、 ドライマウスの予防やそれに伴う口臭対策としても活用できます。 マスク生活で口腔トラブルを抱えている人が増えている今、 梅干しはそうしたトラブルの予防としても役立ちます。 また唾液に含まれる「パロチン」と言うホルモンは、 老化防止に効果が期待出来ます。

そして、梅干しに豊富に含まれるクエン酸には除菌効果があり、 お弁当やおにぎりの具材として活用することで食中毒対策になる他、 血行を促進してリンパの流れを良くすることで老廃物の排出を促進。 冷え対策やむくみ対策としても役立ちます。

また、ブドウ糖の代謝を促進しダイエットにも役立つ上、 乳酸が溜まるのを防ぐ働きがあることから、 肩こりや筋肉痛の予防、疲労回復にも効果的。 梅干しを習慣的に食べることで疲れにくくなります。

更に嬉しいことに、クエン酸はカルシウムと結合すると鉄の吸収を促進します。 カルシウムの豊富なわかめに梅干しを加えた和え物などで、 効率よく栄養を摂取することが出来ます。


肝機能や腎機能を高めるピクリン酸


梅干しには、全身の代謝を活性化したり、 肝機能や腎機能を高める働きがある「ピクリン酸」と言う成分も含まれます。 こちらも梅干しに多く含まれる酸味成分で、二日酔いや車酔いなどに効果的です。

また、ピクリン酸は腸の働きを活発にし、便通の改善も期待できます。


バリニンで脂肪燃焼


梅干に含まれる「バリニン」と言う成分には、 脂肪燃焼効果があることが知られています。 クエン酸の代謝促進効果と合わせて肥満対策に役立ちます。

バリニンは加熱することで効果が高まります。 ご飯を炊くときに梅干しを一緒に入れて炊いたり、煮物に加える、 焼き梅にするなどで20%程も増加することから、 効率よく摂取したい場合は加熱して食べるのがお勧めです。


梅リグナンでアンチエイジング


梅干にはポリフェノールの一種である「梅リグナン」が含まれます。
梅リグナンには体内の活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があり、 アンチエイジングに役立つ他、 胃がんの主要因であるヘリコバクターピロリ菌の運動能力を阻害、 抑制する効果も期待できます。

梅リグナンの含有量は、作る工程の違いで占有量に差が出ます。 塩漬けに比べ蜂蜜漬けの梅干しの方が3割以上も増すとされる為、 梅リグナンを効率よく摂取したい場合は蜂蜜漬けの梅干しを選ぶと良いでしょう。


α−グルコシダーゼで生活習慣病予防


梅干しには、小腸で糖質を吸収する酵素である 「α−グルコシダーゼ」の働きを阻害する成分が含まれています。 この酵素を抑制することで、 糖質の消化吸収を抑え食後の血糖値上昇を緩やかにすることから、 肥満や糖尿病を予防する効果が期待できます。

梅干しを食べることで、生活習慣を予防したりダイエットに役立つのは嬉しい効果ですね。


ムメフラールで血液サラサラ


梅には、血液をサラサラにし、脳梗塞や心筋梗塞を予防する効果がある 「ムメフラール」と言う成分が含まれます。

このムメフラールを摂取するポイントは加熱することです。 加熱することで、梅に含まれている糖とクエン酸が結合してムメフラールが作られます。 梅干しの場合、そのままではムメフラールを摂取することはできませんが、 煮物に入れたりご飯と一緒に炊く、レンジでチンするなどで簡単に摂取できる為、 調理の際に活用してみましょう。


梅干しパワーを健康に役立てよう


梅干し

幅広い効能を持つ日本の伝統食材である梅干し。
一度に沢山漬けておけば長い間楽しめるので、 おうち時間が増えた今、梅干し作りをしてみるのも良いですよね。

梅干しには食中毒予防や疲労回復等の効果の他にも、 マグネシウムや亜鉛など不足しがちなミネラルも豊富な為、 メニューに一粒添えるだけでも食事のバランスアップに繋がります。

これから梅雨本番となる今、是非、 日本を代表するスーパーフード梅干のパワーを活用して、 毎日の健康に役立ててみてはいかがでしょうか。