花粉時のNG習慣!症状悪化を招きやすい食事や行動 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2024.02.28
花粉時のNG習慣!症状悪化を招きやすい食事や行動

花粉症

花粉の飛散が気になるシーズンになりましたね。 今年は暖冬の影響で、花粉の飛散量が多いとされています。 既に目の痒みや鼻水、皮膚炎など、 不快な症状が出ている人も多いのではないでしょうか。

花粉症対策にはメガネやマスクの着用等がありますが、 食事による中からのケアも重要です。栄養バランスのとれた食事を中心に、 花粉症対策に有効な腸活食材やポリフェノール、 良質な脂質の摂取などを合わせ、しっかりと対策をしましょう。

また一方で、症状の悪化を招く恐れのある食事や行動など、 花粉のシーズンに気をつけるべきNG習慣もあります。 そこで今回は、【花粉症の症状悪化を招きやすい食事や行動】についてご紹介します。

いつもの習慣が、知らず知らず花粉症の症状を悪化させているかも知れません。 不快な症状をこれ以上辛いものにしない為にも、 普段の食事や習慣をこの機会に見直してみましょう。


花粉症の症状悪化を招きやすいNG習慣


花粉症の女性

花粉症は春になると多くの人々を悩ませる症状ですが、 食事や行動によって症状が悪化することもあります。
そこで、花粉時に避けたいNG習慣をご紹介します。


1.アルコールなどの刺激物をなるべく控える


アレルギーのある方にとって刺激物となるアルコールはなるべく控えるべきです。
アルコールは血管を拡張させるため、くしゃみや鼻づまりを悪化させる可能性があります。 また、アルコールを代謝する際に生成される「アセトアルデヒド」によって、 アレルギー症状を引き起こす「ヒスタミン」の放出が促されることで、 症状が悪化するとも考えられています。

花粉症の対処法として抗アレルギー薬を使用することがありますが、 アルコールと抗アレルギー薬の相互作用は副作用を引き起こす可能性があります。 そのため、薬の効果を最大限に引き出すためにも、飲酒は避けた方が良いでしょう。

他にも、カフェイン、辛い調味料や香辛料などの刺激物は、 粘膜にダメージを与えて鼻や口から花粉が侵入しやすくなったり、 症状を悪化させる原因になる為、なるべく控えた方が良いでしょう。


2.小麦グルテンに気を付ける


グルテン

小麦に含まれるタンパク質の「グルテン」は、腸粘膜を荒らして免疫力を低下させ、 アレルギー性の皮膚炎に繋がるリスクを高めるとされます。 グルテンは、パンやパスタ、うどんなどの主食から、 天ぷらやフライの衣、餃子や焼売、春巻きの皮、ケーキやクッキーなどの菓子類など、 私たちが普段食べている様々な食品に含まれています。 日々知らず知らず食べている小麦製品(グルテン)が、 花粉症の症状を悪化させる原因になっているかも知れません。 腸の天敵とも言われるグルテンの取り過ぎには気を付けましょう。


3.トランス脂肪酸を控える


マーガリンやショートニング、加工油脂などに含まれるトランス脂肪酸は、 アレルギー症状を悪化させると言われています。 カップ麺やハンバーガー、フライドポテト、ピザなどのジャンクフードや、 お菓子やスイーツの食べ過ぎ、マーガリンの摂りすぎには注意が必要です。 こうした人工油の摂取はできるだけ控え、 逆に、体に良いとされる良質な油の摂取を意識するなど、対策を検討してみましょう。

例えば、オメガ3系の油には、動脈硬化を防ぐ効果や、 花粉症などアレルギーによる炎症を抑える効果があることが知られています。 オメガ3系脂肪酸は、アマニ油やえごま油、クルミなどに含まれるαリノレン酸と、 サバやイワシなどの青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)、 EPA(エイコサペンタエン酸)があります。 悪い油を控える代わりに、こうした良質な油の摂取を心掛けると良いでしょう。


4.スギ花粉症の人は「トマト」に注意


スギ花粉症の人がトマトを食べると、のどの不快感や痛み、 唇の腫れ、ピリピリ感が出てくることがあります。 これは、スギ花粉に良く似た構造のアレルゲンがトマトに含まれている為です。 これら、花粉症に関連した食物アレルギーのことを、 「花粉-食物アレルギー症候群」と呼びます。
花粉-食物アレルギー症候群は、「口腔アレルギー症候群」(OAS)の内、 花粉抗原との交差反応性により症状が誘発される食物アレルギーのことです。

OASを起こすたんぱく質は熱に弱いので、加熱すると症状が出ないこともあります。 また多くの場合は症状が出ず問題なく食べられるので過度な心配は無用です。 しかし、稀に嘔吐や下痢など、消化器症状を引き起こしたり、 アナフィラキシーショックといった重篤な場合もあるので、 症状が出やすい場合には注意が必要です。


5.入浴で痒みが悪化することも


花粉が肌に付着することにより皮膚炎を引き起こすこともあります。 これを「花粉皮膚炎」と言いますが、皮膚炎により痒みが酷い時には、 入浴を控えた方が良い場合もあります。

入浴によって体を温める事は免疫力を高めるのに有効ですが、 肌の痒みが酷い場合には、体を温める過ぎると血管が拡張し、 痒みを悪化させてしまう場合もあります。 痒みの症状が酷い場合には、入浴を控えシャワーで済ませるなどで対策しましょう。


6.タバコを控える


禁煙

タバコは花粉症の症状に悪影響を与える可能性があります。 タバコの煙には有害な化学物質が含まれています。 これらの物質は、気道や鼻腔の粘膜を刺激し、 炎症を引き起こしたり症状を重くする可能性があります。

また、喫煙は鼻やのどの粘膜を乾燥させることがあり、 これによって花粉症の症状が増強されることもあります。
喫煙は健康に多くの悪影響を及ぼすだけでなく、 花粉症の症状を悪化させる可能性もあるため、 できるだけ控えることをおすすめします。


基本の花粉対策と合わせNG習慣にも気を付けよう


普段、無意識に食べている物や習慣が、 花粉症の不快な症状を悪化させてしまう場合もあります。 マスクやメガネ、帽子の着用、栄養バランスのとれた食事など、 基本の対策を心がけると共に、症状を悪化させない習慣にも注意し、 花粉の季節を極力快適なものにして行きたいですね。