「目の紫外線対策」の重要性を知ろう | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2023.08.02
「目の紫外線対策」の重要性を知ろう

目の日焼け

肌だけでなく、「目」も日焼けすることをご存知ですか?
夏の強い紫外線は、肌だけでなく目の健康においても脅威になります。 白目の輝きや視力など、目の健康を守るためにも夏の紫外線対策は重要です。 しかし、肌は日焼け止め等でしっかりガードしていても、 目は無防備な方が実際には多いのではないでしょうか。

そこで今回は、【紫外線が目に与える影響や対策の重要性】についてご紹介します。
太陽の光は体内でビタミンDを作り出すなど健康に必要なものですが、 浴び過ぎると肌のシミやシワ、目の病気の原因になります。 対策の重要性を理解し、日々の生活で心掛けることから目の健康を守りましょう。


紫外線が目に与える影響と対策の重要性


紫外線は目にとって老化の最大の外的要因となります。 肌が日焼けをして老化を早めるように、 目も日焼けによって白目が黄色や茶色に変色したり、充血を起こす、 また、老化を早め視力低下や疾病を招く等、悪影響を及ぼす原因になります。

紫外線が目の老化に関わる理由の一つに「糖化」が挙げられます。 「糖化」とは、「酸化」「炎症」と並び、”老化の三大原因”とされる現象です。 体内のタンパク質と余分な糖が結びついて、 終末糖化産物(AGEs)と言う物質を作り出し、 細胞を劣化させ、老化を促進して病気のリスクを高めます。

紫外線が目にあたると、主に黒目である角膜で吸収されますが、 吸収しきれなかった紫外線は、目の奥の水晶体や網膜まで侵入し悪影響を及ぼします。 目が紫外線の影響を受けると、 目の中の水晶体にあるクリスタリンと言うタンパク質にAGEsが溜まり、 機能の衰えを招いた結果、老眼を促進するとされます。

また紫外線によってダメージを受けた目は、角膜を傷つけ角膜炎を招いたり、 白内障を引き起こすなど、疾病のリスクを高めるとされます。

目のレンズの役割をする水晶体に紫外線が吸収、蓄積され、 水晶体のタンパク質が白く濁ってしまう状態が白内障です。 元々は透明な組織である水晶体が白く濁ると、光が網膜に届けられなくなり、 眩しさやかすみ、ぼやけ、視力低下などの症状を引き起こします。 進行すると失明の危険性もある病気です。

この様に、強い紫外線を浴び続けると、老眼や角膜炎、 白内障等、様々な健康リスクを高めることから注意が必要です。

更には目に紫外線を浴び続けると、目の輝きなど「見た目」にも悪影響与えます。 白目の黄ばみや充血、くすみなど、白目の美しさを失うことにも繋がる他、 目の日焼けが肌の日焼けにも繋がることも分かっています。 白目の綺麗なキラキラとしてうるおいのある健康な目、 そして輝く素肌を維持するためにも、 目の紫外線対策をしっかりと行うことが大切です。


目の紫外線対策


紫外線対策

肌のUVケアは十分でも、目は無防備な方は多いと思います。
では、目を紫外線から守るにはどの様な対策が重要になるのでしょうか。


サングラスや帽子を併用して紫外線をガード


目の紫外線対策として、すぐに取り入れられる事は、 帽子や日傘、サングラスなどで紫外線をブロックすることです。 ただ帽子や日傘では、直射日光を遮ることは出来ても、 地面から照り返してくる紫外線にまでは対応出来ません。 地面からの照り返しを予防するためにも、 サングラスを併用してしっかりガードするのが望ましいでしょう。


サングラスはレンズの濃さでなく「UVカット機能付き」を選ぶ


サングラスを選ぶ際には、レンズの色が濃いかどうかよりも、 「紫外線カット率」を参考にして選びましょう。 色が濃いレンズの方が紫外線をカット出来そうに感じますが、 色と紫外線カットの性能は関係がありません。 レンズの色が薄くても、紫外線カット率が高いものの方が目を保護することができます。

逆に、紫外線カット機能のないものだと、レンズの濃いサングラスが逆効果になる場合も。 色の濃いレンズは視界が暗くなることで瞳孔が開き、 紫外線が目の中に入りやすくなってしまうからです。

また、レンズが大きいサングラスの方が紫外線をより多くカットしてくれのでお勧めです。 なるべく隙間の少ない、顔にフィットする物を選び、効果的に紫外線をカットしましょう。

尚、サングラスのUVカット機能には寿命があります。 UVカット機能が、コーティングなのか練り込みなのかで寿命には差がある為、 購入の際には機能の持続期間を確認し、期間を終えたら定期的に買い換えするのがお勧めです。

海や山、外でのスポーツなど、夏のレジャーで強い紫外線を長時間浴びる場合には、 目の保護のためにサングラスを役立てましょう。


中からの対策で紫外線に強い体づくり


緑黄色野菜

紫外線のダメージをケアする中からの対策として、 目の健康に役立つ食事を心掛けることも大切です。

「ルテイン」という色素には、紫外線による活性酸素の害から体を守る働きがあります。 元々体内で、目の水晶体や黄斑部に主に存在しますが、 目を酷使したり歳を重ねるに連れ減ってきてしまう為、食事から積極的に補いましょう。

ルテインは、人参やカボチャ、ホウレン草など、色の濃い緑黄色野菜に含まれています。
ルテインは油に溶けやすい性質があるので、油と一緒に摂ると吸収率がアップします。 食事に取り入れる際には、油で炒めたり、オリーブオイルを加えたサラダにするなど、 工夫して食べると良いでしょう。

また、ビタミンやミネラルは体の調子を整え、紫外線に負けない強い体作りに役立ちます。 野菜や海藻類、肉や魚、大豆製品、卵など、様々な食品をバランスよく摂取し、 体の中から紫外線に対抗する力を高めましょう。


肌ケアと同様「目の紫外線対策」も忘れずに


紫外線対策として、肌ケアに余念がない人は多いと思いますが、 目も同じように紫外線によってダメージを受けます。 スキンケアだけでなく目の紫外線対策も徹底して、 目に起こる様々な疾病や老化の予防、健康維持に努めましょう。