
季節の変わり目は、気温や湿度の変化でお肌がゆらぎやすくなる時期。「最近、肌がカサカサする」「化粧品がしみることがある」「赤みやかゆみが出る」そんな症状が出ていませんか?
多くの方は「季節のせいかな?」「体調が悪いのかも」と考えがちですが、実はその不調、使っている化粧品が原因になっている可能性もあるのです。
今日は、そんな
【化粧品と肌トラブルの関係】についてお話しします。
「長年使っているから大丈夫」と思っている方ほど、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
化粧品かぶれは、意外と気づきにくいもの

「化粧品かぶれ」というと、使ってすぐに赤くなったり、かゆくなったりするイメージがありますよね。確かに、初めて使った化粧品で突然トラブルが出るケースもあります。でも実際には、すぐには気づけない“遅発性”のかぶれも多いのです。
たとえば、毎日使っているうちに少しずつ肌に刺激が蓄積して、数週間、あるいは数か月後に乾燥や赤み、ザラつきとして現れることも。さらに、その弱った肌が季節の変わり目やホルモンバランスの乱れなどをきっかけに、一気にトラブルとして表に出ることもあります。
だからこそ、「いつも使っているから安心」とは限らないのです。実際に皮膚科でも、長年愛用していた化粧品が原因だったというケースは少なくありません。知らず知らずのうちに肌を傷めてしまっていたとしたら…少し怖いですよね。
愛用コスメが“犯人”かもしれない?
すぐに症状が出ないと、「この化粧品は自分に合っている」と思い込んでしまいがちです。けれど、肌は年齢や季節、体調によって常に変化しています。昔は問題なかった化粧品でも、今の肌には刺激になっているかもしれません。
もし最近、なんとなく肌の調子が不安定だと感じているなら、一度“化粧品を疑う”という視点を持ってみることをおすすめします。特に、刺激の強い成分(アルコール・香料・防腐剤など)が入っている場合や、新しい化粧品を使い始めたタイミングでトラブルが出た場合は要注意です。
合わない化粧品を使い続けると…

気づかずに合わない化粧品を使い続けると、肌のバリア機能がどんどん弱まり、トラブルを繰り返すようになります。
乾燥・赤み・ニキビ・かゆみ・くすみなどの慢性化はもちろん、炎症を繰り返すことで色素沈着やシワ・たるみの原因にもつながります。つまり、「肌荒れくらい…」と放っておくと、エイジングを早めてしまうことにもなりかねません。
もし「最近なんとなく肌の調子が悪いな」と感じたら、まずは一度、使用している化粧品をストップして様子を見ましょう。
それでも改善しない場合は、早めに皮膚科で相談するのが安心です。
自分の肌に合う化粧品を見極めるポイント
健康食品と同じように、化粧品も「良い・悪い」ではなく、“合う・合わない”は人それぞれです。どんなに高価なブランドでも、どんなに人気のアイテムでも、あなたの肌に合わなければ意味がありません。
最近では、「敏感肌用」「低刺激」「アルコールフリー」「ノンコメドジェニック」など、さまざまなタイプの製品が出ていますが、大切なのは“今の自分の肌状態に合っているか”を見極めること。
特に秋冬は、湿度が下がりバリア機能が弱まりやすい季節です。保湿重視のシンプルなスキンケアに切り替えるなど、肌の声を聞きながらケアを見直してみてくださいね。
肌トラブルのサインを見逃さないで
肌のかさつきや赤み、かゆみは、肌からのSOSサイン。「いつもの化粧品だから大丈夫」と思い込まず、一歩引いて見直してみるだけでも、肌は大きく変わります。
肌は毎日頑張って私たちを守ってくれている大切なバリア。時には“お休み期間”を作ってあげることも、立派なスキンケアです。この季節、肌の不調を感じたら、ぜひ化粧品との付き合い方を見直してみてくださいね。