梅雨ストレスで腸が乱れる?腸の健康に繋がる自律神経の整え方 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2021.06.16
梅雨ストレスで腸が乱れる?腸の健康に繋がる自律神経の整え方

腸の不調と自律神経

蒸し暑い日が続いたかと思えば雨が降って急に寒くなるなど、 寒暖差の激しい梅雨は自律神経のバランスを崩しやすくなります。 また悪天候で憂鬱になったり、出かけられないストレスによっても自律神経は乱れがちに。 頭痛や不眠、やる気の低下など梅雨特有の不調はまさにこれが原因ですが、 中でも自律神経の乱れにより影響を受けやすいのが“腸の働き” です。

腸の蠕動運動をコントロールしているのが自律神経であるため、 自律神経が乱れることで腸が正常に働かなくなり、 便秘など腸の不調を引き起こしやすくなるのです。

腸は美と健康の要となる重要な臓器。 腸の働きが悪くなれば腸内環境が悪化し、免疫力の低下や肌荒れ、 体重増、気持ちの落ち込み等、更なる不調を招く危険が高まります。 腸を良好に働かせるためにも、 自律神経を整える対策が梅雨時期の健康を守る上でとても大切です。

そこで今回は、【腸の健康維持に繋がる自律神経の整え方】 をご紹介します。

梅雨時期になると決まって心身に不調が出るといった場合、 それは自律神経が乱れているサインかもしれません。 特に便秘で腸内環境が悪化している方は要注意! 腸の不調から更なる不調を招かないためにも、 自律神経を整えることから日々の健康に繋げて参りましょう。


自律神経と腸の関わり


腸

自律神経を整えるには、生活リズムを正し十分な睡眠をとること。 またストレスを溜めないなどの基本的な健康習慣が大事になるとともに、 「腸活」を意識した生活を送ることが有効な対策になります。

と言うのも、腸と自律神経は密接に関わっており、 「脳腸相関」と言うネットワークでお互いに影響し合っているからです。 自律神経のバランスが整えば腸も整い、 また腸が整えば自然と自律神経のバランスも整います。 つまり、腸活を意識した生活することが自律神経を整え、 ひいては梅雨時期に増える体調不良から身を守ることに繋がるのです。


自律神経の安定に繋がる腸活メソッド


以下では、自律神経の安定に繋がる腸活メソッドをご紹介します。
是非出来ることから取り入れて、梅雨時期の健康対策として役立てましょう。


腸活食材で毎日スッキリ


腸活食材

腸内環境を整える為に、まず大事になるのが毎日の食事です。
特にネバネバ食材に代表される「水溶性食物繊維」を積極的に摂る事は、 腸内環境の改善にとても効果的。 腸内善玉菌の餌となり、また便を柔らかくしてスムーズな排便を促し、 腸内環境を良好な状態に導いてくれます。 山芋やモロヘイヤ、オクラやなめこ、めかぶ、 フルーツではバナナやアボガド、キウイ等に豊富ですので、 日々の食事に活用しましょう。

また、腸内環境を整える働きのある、 漬物や納豆、チーズ、ヨーグルト、塩麹や味噌などの「発酵食品」、 「オリゴ糖」を含むりんごや玉ねぎなども積極的に料理に活用しましょう。


腸活に繋がる食事の摂り方の基本


腸活では食事の摂り方にも気を使う必要があります。

自律神経の内、興奮時や活動モードの際に優位になる 「交感神経」が働くと腸管の動きは抑えられ、 逆にリラックスした際に働く「副交感神経」が優位になると 腸管の働きが活発になります。

早食いをすることや、冷た過ぎるものを食べると、 交感神経が高まってしまうため、便秘の方は気を付けましょう。

副交感神経を高め消化吸収をスムーズにするには、 温かいものをゆっくりよく噛んで食べることが大事です。 よく噛んで食べる事は、副交感神経を高め唾液の分泌を促す役割もあります。 消化を助け胃の負担を軽減してくれる意味でも腸活に役立ちます。


1:2の深呼吸で副交感神経をオン


深呼吸

自律神経のバランスを整えるために、呼吸にも意識を向けてみましょう。

大きく息を吸い込み、その倍の長さで息をゆっくり吐き出す 1:2の深呼吸を心がけることで、副交感神経を高めリラックスすることができます。

腸の蠕動運動はこの副交感神経が優位なときに活発になります。 特にストレスがあると呼吸が浅くなり便も滞りがちに。 そんな時ほど深呼吸を意識して気持ちのリセットを心がけましょう。

また、普段スマホやパソコンの画面を見る為に、 うつむいた姿勢を長く続けている人も多いですよね。 こうした姿勢の悪化によっても呼吸が浅くなってしまうため、 意識して姿勢を良くしたり、深呼吸をするなどしてしっかり呼吸を行いましょう。


体内時計のズレを毎朝リセット


朝食

体内時計のズレが自律神経の乱れに繋がることから、 このズレを毎日コントロールして調節することも、腸活を行う上で大事です。

体内時計のズレをリセットするのに重要になるのが”朝の過ごし方”です。
朝起きたら窓を開け、朝日を浴びることで、 脳の中枢にある時計遺伝子がリセットされます。 (天気が悪くても外の光を浴びることで十分な効果が得られる) また、朝食をとることで、腸にある時計遺伝子もリセットされます。

つまり、朝日を浴びて朝食を取る。このワンセットが、 体内時計のズレを調節して自律神経のバランスを整えるのに有効。
朝いつまでもダラダラと寝ていたり、朝食を抜いているようであれば、 是非朝の過ごし方を見直して、体内時計のリセットを毎朝のルーティーンにしましょう。


こまめな水分補給で快腸に


水分補給

適切な水分補給を行うことも、便をスムーズに排泄する為に大切です。
1日1.5リットルを目安に、喉が渇く前にこまめな水分補給を心がけましょう。

特に起床後コップ1杯の水を飲むと、その重みが腸に伝わり、 蠕動運動が活発になるので朝のお通じが習慣化しやすくなります。


軽い有酸素運動は副交感神経を高める


歩く

ゆったりとしたウォーキングなど、軽い有酸素運動をすることも、 副交感神経を高め腸を活発にするのに効果的です。

運動はそれ自体が腸に刺激を与えて便秘解消の手助けになります。
本格的なものでなくても構いません。 なるべく階段を使う、掃除や洗濯などでこまめに動く、電車では立つなど、 普段から積極的に動くだけでも十分に効果がありますので、 意識して取り組んでみましょう。


マッサージの刺激で押し出す


腸を刺激するマッサージを取り入れることも効果的です。
腸を外から刺激する事は腸管神経に影響を与え、 自律神経の乱れを整えるのに役立ちます。

おへそからお腹に大きく「の」の字を描く様にマッサージすることで、 外からの刺激で腸に働きかけることができます。
食後は避け、朝晩2回ほど行うと効果的ですので、 是非こちらも日々の腸活として習慣にしてみましょう。


腸活で自律神経を正し梅雨を元気に乗り切ろう


普段から腸活を意識した生活を心がける事は、 梅雨のストレスで乱れがちな自律神経を整えるのに役立ちます。

梅雨になり心身の不調を感じていた場合には、 是非腸活を習慣にすることから自律神経にアプローチしてみましょう。
きっと腸が整うことで、自然と普段の元気が戻って来るはずです。