内側からのキレイ・強さ引き出す「菌活」のススメ | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2020.10.21
内側からのキレイ・強さ引き出す「菌活」のススメ

きのこ

納豆に漬物、ヨーグルト、そして今が旬のきのこ類♪
私たちが普段何気なく食べている食品には、 健康に役立つ「菌」がたっぷりです。

こうした体に良い働きをする”菌”を食事から積極的に取り入れて、 美や健康に役立てようとする”活動”のことを『菌活』と言います。 ウィルス対策にダイエット、美肌にエイジングケア、 心の健康に至るまで、その恩恵は様々。 菌活は、今や美と健康の常識です!

一方、食の欧米化が進むにつれ、 菌活に役立つ発酵食品の消費が減っているのも現状。 加えて新たなウィルスの脅威。そんな今こそ、 食について再度考え、内側からの美と健康の強化に繋げたいものですね。

そこで今回は、【菌活に役立てたい菌の種類と効果】、 また【菌活の注意点】などについておさらいしたいと思います。

菌類の代表でもある「きのこ」が旬の今、 健康に役立つ菌の働きについて再確認し、日々の元気に役立てましょう。


菌活で得られる効果とは?


ヨーグルト

菌活をする上での最大のメリットは、 腸内環境を整える効果があるという点です。

私たちの腸には100兆個もの菌が存在しておりますが、日々 「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」と言われる腸内細菌が、 腸の中でお互いに影響し合い環境を変化させています。 その中で、食生活など生活習慣の乱れなどから「善玉菌」が減り 「悪玉菌」が増えるなどして腸内細菌のバランスが乱れると、 腸内環境が悪化し、便秘や下痢などのお腹の不調をはじめ、 肌や免疫に至るまで、体のありとあらゆる機関に様々な悪影響が出てきます。

そこで役立つのが、日々の食事から取り入れる「菌」の存在です。
例えば、ヨーグルトなどの発酵食品に含まれる”乳酸菌”が有名ですね。 摂取した乳酸菌が腸内の善玉菌のえさとなり、 善玉菌が活性化することで腸内環境を整えることに繋がります。 腸の健康は美と健康の要。「第二の脳」と言われる程の重要な機関です。 この様に、体に有効な働きをする菌を取り入れることにより、 腸内環境が整いやすくなり、結果として美肌効果やダイエット、 アレルギーの改善や睡眠の質の向上など、 多岐にわたり様々な恩恵を受けることができるのです。


菌活の主役となる主な菌とその特徴


納豆

乳酸菌以外にも、菌活として役立つ菌の種類は様々で、 それぞれに体に有効な働きをしてくれます。

菌活の主役となる主な菌の種類や特徴、 菌活をする上での注意点を以下にご紹介します。


乳酸菌


ヨーグルト、チーズ、キムチ、味噌、甘酒などが代表食材となる「乳酸菌」。

乳酸菌は腸内の善玉菌のえさとなり、 腸内環境を整える効果があることは前述したとおりです。 ただし、注意したいのは乳酸菌は腸にとどまることができないということ。 これは乳酸菌に限らずですが、特に乳酸菌は体外に排出されやすいので、 効果を得るためには継続して摂取することが大事です。 ヨーグルトは「毎日食べることに意味がある」 と言われるのにはこうした理由がある為です。


麹菌


味噌、醤油、塩麹、甘酒などが代表食材となる「麹菌」。

麹菌には、消化吸収の補助と、うまみ成分をアップさせる効果があります。 料理がおいしくなって、更には消化も助けてくれていいことづくめですね。


納豆菌


納豆を作り出す菌である「納豆菌」。

納豆菌は熱に強く、胃酸にも負けずに生きたまま腸に届き、 腸内環境を整える働きがあります。 また、納豆菌には「ナットウキナーゼ」という成分が含まれていて、 血栓を溶解、血液サラサラ効果が期待できます。 ビタミンKが豊富なことから、骨を強くするのにも役立つなどメリットが多い菌です。


酢酸菌


お酢やワインビネガー、バルサミコ酢、 ナタデココなどが代表食材である「酢酸菌」。

穀物や果物を発酵させる際に活躍する酢酸菌は、 体の中にある毒素を中和してくれる作用があります。 血糖値を抑制し脂肪の蓄積を抑える働きや、疲労回復効果、 腸内環境を整える効果があり毎日のスッキリに役立ちます。


酵母菌


お酒やパン、ワイン、チーズ、ビール、味噌、 醤油などを作る時に用いられる菌である「酵母菌」。

酵母菌は、便通のスッキリ効果や、 糖質や脂質を分解する働きがありダイエットにおすすめです。 しかし、物によっては同時に糖分やアルコールも摂取することになるので、 逆に太ってしまわない様、食べる食品や量、摂り方に気をつける必要があります。


きのこ類


そして、菌そのものである、 シイタケ、しめじ、まいたけ、エリンギなどの「きのこ類」。

きのこ類はそれ自体が菌であり、菌をまるごと食べられるお勧めの食材です。 善玉菌の栄養となる食物繊維が豊富で、 便秘や肌荒れ、むくみの予防に繋がる他、 非常に低カロリーでダイエットにもおすすめの食品です。 体の抵抗力を高めてくれるβ-グルカンや、 小腸の働きを助けるグルタミン(うまみ成分)も豊富で、 旬の今積極的に活用したい菌類の代表です。


菌活の注意点


味噌で菌活

この様に、菌を食事から意識して摂ることで、体に嬉しい効果を得ることが期待出来ます。

しかし、健康に良いとされる食べ物も、同じ種類ばかりを食べることはNGです。 栄養バランスが崩れたり、かえって腸内細菌のバランスを崩す等リスクもある為、 様々な食材からバランスよく食べることが菌活をする上でも大切です。

また、保存料などの添加物は、腸内環境を悪化させる原因になる為、 なるべくなら無添加の食品を選ぶのがベター。 菌活の代表選手である味噌などは、保存料などが含まれない 菌が生きたままの商品も販売されているため、 そうしたものを選ぶのもお勧めです。

尚且つ食事で摂取した菌類は腸内に定着しずらい為、 日々の食事からこまめに摂取し続けることも、菌活の重要なポイントです。


菌のパワーを日々の健康に役立てよう


菌活に役立つキノコや発酵食品を賢く利用すれば、 腸内の善玉菌を増やし、『ヤセ菌』を増殖させてダイエットに役立つ他、 抵抗力UPや美肌づくりなど、美容と健康に大変有益に働きます。

また、菌は菌でも色々な種類があり、効果も様々です。 いろいろな食材を組み合わせて食べることで相乗効果も期待できますので、 食事の際にはこの点を意識してあれこれ組み合わせて取り入れてみましょう。

おやつの習慣としてヨーグルトを食べたり、 朝食には味噌汁を付けるようにするなど、少しの心がけで菌活はできます。 特に発酵食品大国である日本は、菌活をするのに最適な環境にあります。 是非、日々の食事で菌活を心掛け、 内側からの美と健康に役立ててみてはいかがでしょうか。