炭水化物は冷ますが正解?痩せに導くレジスタントスターチの力 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2021.08.12
炭水化物は冷ますが正解?痩せに導くレジスタントスターチの力

レジスタントスターチ

ダイエットの天敵と言えば、「炭水化物」 を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ご飯やパン、ラーメンやパスタ、芋類などの炭水化物には糖質が多く含まれます。 糖質は食べ過ぎると太る原因になることから、 特にダイエットを意識している方は量を制限している方も多いはずです。

しかし、太りやすいイメージのある炭水化物も、 工夫次第では痩せやすい体作りを後押ししてくれる 心強い存在になるとしたらいかがでしょうか? そんな嬉しい性質があるのなら、これは利用しない手はないですよね!

そこで今回は、冷ますことでダイエットをサポートしてくれる、 【レジスタントスターチの脅威のパワー】 についてご紹介します。

夏場は冷やし麺や冷や汁など、炭水化物を冷やして食べる機会が増えます。 是非、暑さをリフレッシュしてくれる冷たい食事を、 痩せやすい身体作りにも役立てましょう。


炭水化物は冷ますと太りにくい


冷やした炭水化物

『炭水化物=太る』イメージをお持ちの方も多いかと思いますが、 実は、炭水化物は冷まして食べることで太りにくくすることができます。 これは、炭水化物を冷ますことで「レジスタントスターチ」という、 非常に消化されにくいデンプンが増える為です。


レジスタントスターチとは


レジスタントは「消化されにくい」、スターチは「デンプン」の意味で、 日本語では難消化性デンプン と言います。

デンプンは糖質ですから、通常は食後に消化吸収されてエネルギー源となり、 摂りすぎれば脂肪として蓄積され太る原因になります。 しかし、レジスタントスターチは、糖質は糖質でも消化されにくい性質を持っています。 まるで食物繊維のような働きをし、消化されずに大腸まで届くことから、 ダイエットに繋がることはもちろん、体に様々なメリットをもたらしてくれるのです。


レジスタントスターチは冷ますと増える


冷やした炭水化物

レジスタントスターチを増やすスイッチになるのが、食品の「温度」です。 炭水化物などのデンプンの多い食品に含まれるレジスタントスターチは、 加熱すると大幅に減り、冷めると再び増える性質を持っています。

デンプンはそもそもブドウ糖がいくつも結びついた集合体で出来ています。 これが加熱することで結合が解かれ、 体内で消化吸収がしやすい状態になります。 例えば、お米を加熱すると、甘みが増して粘り気が出ますよね。 炊き立てのご飯や温めたご飯はモチモチと粘り気があり、 噛むと甘みを感じるのはこのためで、 これはデンプンが吸収の良い性質に変化した為です。

逆に、ご飯が冷えると硬くパサパサした食感になります。 これはデンプンが冷えることで、再びブドウ糖の結合が強まり、 強く結びつくことで消化されにくい性質に変化した為です。

この様にして「レジスタントスターチ」の量が変化します。 そしてこの性質をうまく利用することで、 ダイエットや美容・健康に活用することが出来るのです。


レジスタントスターチの効果


レジスタントスターチは食物繊維と同じような働きをします。 食事による血糖値の急上昇を抑え、余分な脂肪の蓄積を防ぎます。 また、次の食事の血糖値の上昇も抑える「セカンドミール効果」も期待でき、 ダイエットや生活習慣病対策として役立ちます。

また腸内環境の改善においても強力にバックアップします。

食物繊維の働きとして、便通を改善する効果が有名です。 食物繊維には2種類の食物繊維があり、 便のカサを増やして腸の蠕動運動を促す「不溶性食物繊維」と、 便を柔らかくして排便をスムーズにする効果のある「水溶性食物繊維」があり、 腸の健康にはこの両方をバランスよく摂取することが大事ですが、 レジスタントスターチはそのどちらの働きも持ち合わせています。

更に、腸内で酪酸や酢酸などの「短鎖脂肪酸」を生み出す働きもあります。
短鎖脂肪酸は腸内細菌が食物繊維を分解発酵することで生じる物質です。 腸内細菌を増やしたり、腸内フローラの活性化を促す働きがあり、 腸内環境を整えてくれます。 また腸粘膜を修復して体の炎症を抑制したり、 肥満や糖尿病の予防効果も期待できるなど、 まさに腸にとっての救世主となる存在が短鎖脂肪酸です。

腸は美と健康の要となる重要な臓器です。
腸を良好に保つのに役立つ点は、 レジスタントスターチを摂取する大きなメリットと言えます。


ダイエットでは敬遠されがちな炭水化物ですが、冷ましたり、 冷やして食べることでこの様な素晴らしいメリットを得ることが出来ます。
同じ炭水化物を食べるなら冷まして食べるのがオススメです。


レジスタントスターチの性質を料理に生かそう


レジスタントスターチ

レジスタントスターチの性質を 普段のメニュー選びや料理の際にも生かしてみましょう。

夏の暑い時期に食べる機会の増える冷やし麺。 麺類は冷やすとツルツル感シコシコ感が増し、 喉越しが良くなって食欲がない日も美味しく食べることができます。 加えて、痩せやすい身体作りの意味でも、冷やし中華や冷やしうどん、 そうめん、冷製パスタなどを選ぶのがお勧めです。

ご飯であれば、ただただ冷まして食べても良いですが、 冷や汁なんかは夏にぴったりですよね。 他にも、おにぎりやお寿司にすると冷めてもおいしく頂けるのでお勧めです。

ジャガイモであれば、熱々のじゃがバターや煮物などよりも、 ポテトサラダや冷製のビシソーワーズスープにする。 トウモロコシであれば、茹でたてのものより冷まして食べたりサラダにして食べる、 冷静ポタージュにするなどでレジスタントスターチを活用することが出来ます。

デザートも、冷やし焼き芋などは夏のスイーツとしてピッタリですし、 お団子なども冷えていればレジスタントスターチが増えるのでお勧めです。

この様に、メニュー選びで悩んだ際には是非、冷ましたものや 冷やしで頂けるメニューを選んでみましょう。


冷ました炭水化物を痩せやすい身体作りに役立てよう


炭水化物は冷ましたり冷やしで食べると、 レジスタントスターチの効果で太りにくくできます。

「炭水化物の温度に気を遣う」たったこれだけのことで、 おいしく痩せやすい身体作りに繋がるとしたら、 こんなありがたいことはないですよね♪

是非、夏は冷たい炭水化物でリフレッシュしつつ、 レジスタントスターチの嬉しい性質を、 日々の健康や無理のないダイエットに活用してみてはいかがでしょうか。