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2022.08.24
手軽に食物繊維をプラス「ところてん」で快腸習慣

ところてん

ひんやり爽やか、つるんとした食感が美味しい「ところてん」。 酸味の効いた酢醤油にからしを付けてさっぱりと食べられ、 透き通る涼やかな見た目からも、夏にぴったりの食品ですね。

水を切って調味料を加えるだけと調理の必要もなく、 プラス一品追加できる点も手軽で便利。また、 海藻である天草を原料にして作られるところてんからは食物繊維が補えます。 日々の食事に加えることで、手軽にダイエットや腸活に繋げることが出来ますよ。

そこで今回は、夏の風物詩とも言える【ところてんの魅力】をご紹介します。 暑い夏にぴったりのヘルシー食材、ところてんの健康パワーを日々の元気に活用しましょう。


ところてんとは


天草

ところてんは、海藻である天草(てんぐさ)などの原料を煮溶かしたものを、 冷やし固めた後、天突き(てんつき)と呼ばれる器具を用いて麺状にして作られた食品です。 (ところてんを凍らせて、乾燥させて作られるのが「寒天」)


低カロリーでダイエットにお勧め


海藻が原料なのでカロリーはほとんど含まれておらず、 100グラム当たり約2〜3キロカロリーと極めて低カロリー。 糖質も含まれていないためダイエットに最適な食材と言えます。

また、カロリーはほとんどないものの、ところてんには 食物繊維が100グラムあたり0.6グラム程含まれています。 食物繊維は腸に長く留まることから腹持ちが良くなります。 空腹感を感じにくくする点からも、ところてんは体重管理やダイエットにお勧めです。


「第6の栄養素」食物繊維の重要な働き


美容やダイエット、健康において、「腸活」が大事なことは近年良く知られてきましたね。 ところてんに含まれる食物繊維は、糖の吸収を緩やかにし脂肪の蓄積を防いだり、 コレステロールを排出するなどの働きがあります。 また、食物繊維は腸内を移動しながら不要物を絡め取り腸内を大掃除してくれます。 排便を促し便秘を予防したり、大腸がんの予防にも効果的です。
生活習慣病の予防やがん予防、腸内環境を整える、美肌にダイエットなど、 体に有用な働きをすることから、食物繊維は「第6の栄養素」として注目されています。

しかし、その一方で、近年流行している糖質制限や野菜不足などの影響により、 食物繊維が不足している現代人が多くなっています。 食物繊維が不足すると、発がん性物質が腸内に溜まりやすくなり、 大腸がんのリスクが増したり、腸の働きが弱まり便秘や痔になることも。 腸の不調は美と健康に様々な悪影響を及ぼす恐れがあることから、 日々の食事で積極的に補うことが大切です。


ところてんには2種類の食物繊維が含まれる


ところてんの食物繊維

食物繊維には、水に溶ける「水溶性食物繊維」と、水に溶けない「不溶性食物繊維」があります。 腸を良好な状態に保つ為には、この両方の食物繊維ををバランスよく食べることが大事ですが、 ところてんにはこのどちらもが含まれています。

中でも注目したいのは、意識していないとなかなか摂りずらい「水溶性食物繊維」です。 水溶性食物繊維は、胃で吸収されないまま水分を沢山取り込み、 ゲル状になって便の排出をスムーズにする効果があります。 より便秘解消に有効で、腸活には欠かせない食物繊維である為、 手軽に補える点は嬉しいポイントです。

また、スムーズな排泄には食物繊維と一緒に水分を摂取することが大事ですが、 ところてんは成分の9割以上とそのほとんどが水分で構成されることから、 便秘解消にはぴったりの食材と言えます。


「カリウム」で夏のむくみ対策に繋がる


食物繊維以外でも、ところてんには、 体内の余分な塩分(ナトリウム)の排出を促す働きがある 「カリウム」が100グラムあたり2ミリグラム程含まれています。 塩分の取りすぎや疲労などで起きがちな”夏のむくみ対策”としても役立ちます。


甲状腺ホルモンの成分になる「ヨウ素」


ところてんには「ヨウ素」が100グラム当たり240μg含んでいます。 ヨウ素は、海藻類など海産物に多く含まれる栄養素です。 体内のヨウ素はそのほとんどが甲状腺に存在し、甲状腺ホルモンの成分になります。 甲状腺ホルモンは交感神経を刺激し糖質や脂質、タンパク質の代謝を高め体を活性化します。 また子供の発育を促す働きもあり成長期には欠かせません。

ただ、ヨウ素は適量であれば体に大切な栄養素ですが、 摂りすぎると甲状腺の機能が低下する場合もあります。 何事も取りすぎは厳禁。ところてんがヘルシーだからと、 そればかりを大量に食べることのないよう注意しましょう。


ところてんのアレンジレシピで飽きずに腸活


ところてんアレンジ

ところてんの食べ方には地域によって違いがあります。 東北や関東を含め、全国的には酢醤油で食べられることが多いですが、 中部地域では三杯酢、関西地方では黒蜜、四国ではダシ汁で食べることが多いようです。 地域ごとに、「この食べ方以外では食べたことがない」と言う方も多いと思いますが、 意外とアレンジがしやすい食材なので、是非様々な味にチャレンジしてみましょう。

例えば、ダイエットをしていて、どうしても甘いものが食べたくなる時もありますよね。 そんな時は、関西地方でよく食べられる黒蜜やフルーツを合わせた デザート風のアレンジが低カロリーでお勧めです。

またスイーツとしてところてんを食べる場合は、きなこをプラスするのがお勧め。 きなこの原料は大豆です。畑の肉とも言われる大豆にはタンパク質が豊富。 また鉄分やカルシウムなどが豊富で、 ところてんに含まれていない栄養素も補うことができます。

他にも、錦糸卵やきゅうり、ハム、トマトなどを乗せて冷やし中華風にしたり、 キムチやゆで卵などをのせ冷麺風にする。冷やし担々麺風にするなど、 麺をところてんに代用したアレンジレシピもお勧めです。

中華サラダの春雨をところてんに代用した和え物や、 オリーブオイルやバルサミコ酢などと合わせた洋風サラダのアレンジなど、 ところてんは様々なアレンジができますので、 是非この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。


腸活は健康の要「食物繊維」を意識的に補おう


ところてんを副菜としてメニューに一品加えるだけで、 不足しがちな食物繊維を手軽に補うことができます。

腸が健康であることは、美と健康を維持する上でとても重要です。 是非、日々の食事で腸活を意識し、 まずはしっかりと食物繊維を補うことから健康な体作りに繋げて参りましょう。