【インフルエンザが流行中】秋の乾燥対策と感染予防 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2026.10.14
【インフルエンザが流行中】秋の乾燥対策と感染予防

インフルエンザの流行

澄んだ青空に、カラッとした空気。厳しい暑さが落ち着き、ようやく過ごしやすい季節になってきました。洗濯物がよく乾いたり、散歩が気持ちよかったりと、秋晴れの日にはうれしいことがたくさんあります。

ところが、そんな心地よい季節に、気をつけておきたいことがあります。それが、空気の「乾燥」です。

インフルエンザは冬の病気というイメージがありますが、すでに流行が広がっています。実は、感染症の流行には気温や湿度も関係しており、空気の乾燥は鼻や喉の防御機能にも影響することがあります。

そこで本日は、【秋の乾燥と感染症の関係】や、【今日からできる感染症対策に】ついてご紹介します。ぜひ、これからの季節を元気に過ごすためのヒントにしてみてください。


インフルエンザは冬だけの病気ではない?


インフルエンザと聞くと、12月から2月頃にかけて流行するイメージがありませんか?

確かに、日本では例年、冬に流行のピークを迎えることが多い感染症です。しかし、インフルエンザが冬にしか流行しないわけではなく、秋の早い時期や夏場に流行が見られることもあります。

流行に関係する要因の一つが、気温や湿度などの環境条件です。空気の乾燥は鼻や喉の粘膜にも影響するほか、寒くなると窓を閉め切る機会が増え、換気が不十分になりやすいことも、感染の広がりに関係します。

もちろん、実際の流行にはウイルスの種類や人々の免疫状態、人の移動など、さまざまな要因が関わっています。

すでに流行が広がっている今、日頃の感染対策を改めて意識したいですね。


鼻や喉に備わった「防御機能」


私たちが呼吸をするたびに、空気中のホコリや花粉、細菌、ウイルスなど、さまざまなものが鼻や気道に入り込む可能性があります。

そこで活躍しているのが、鼻や気道の粘膜に備わっている防御機能です。

鼻や気道の表面は粘液で覆われており、吸い込んだ異物を捕らえています。さらに、その表面には「線毛(せんもう)」と呼ばれる、ごく細い毛のような構造が無数にあります。この線毛が細かく動くことで、粘液に捕らえられた異物を喉の方へと運び、飲み込んだり、痰などとともに体外へ排出したりします。

この仕組みは「粘液線毛クリアランス」と呼ばれ、呼吸器を守る大切な働きの一つです。

つまり、私たちが意識していない間にも、鼻や気道では異物を外へ追い出すための働きが続いているのです。鼻や喉は、単に空気が通る場所ではなく、体を守る最前線でもあるのですね。


空気の乾燥で鼻や喉の防御機能が低下する?


喉の乾燥

では、空気が乾燥すると、この防御機能にはどのような影響があるのでしょうか。

鼻や気道の粘膜が正常に働くためには、適度な潤いが欠かせません。乾燥した空気は、気道の表面の水分や粘液の状態に影響し、線毛によって異物を運び出す働きにも影響を及ぼすことがあります。

例えば、濡れた布と乾いた布では、汚れを拭き取るときの感覚が違いますよね。もちろん、鼻や気道の仕組みはもっと複雑ですが、粘膜の潤いが異物を排除する働きを支えていることが分かります。また、乾燥が進むと、喉がイガイガしたり、鼻の中が乾いて不快に感じたりすることもあります。

秋は空気が乾燥しやすくなる時期。これから暖房を使う機会が増えると、室内の湿度も下がりやすくなります。心地よい秋晴れを楽しみながらも、鼻や喉の潤いには気を配っておきたいところです。

ただし、乾燥を防げば感染症にかからなくなる、というわけではありません。湿度への配慮は、ほかの感染対策と組み合わせて取り入れましょう。


咳やくしゃみ以外でも感染することがある


感染症対策というと、咳やくしゃみをしている人から距離を取ることを思い浮かべる方も多いかもしれません。

もちろん、咳やくしゃみには注意が必要ですが、インフルエンザなどの呼吸器感染症では、感染した人が呼吸や会話をするときにも、ウイルスを含む粒子が放出されることがあります。

こうした粒子を周囲の人が吸い込むことで、感染につながる場合があります。特に、換気が不十分な室内では、ウイルスを含む微細な粒子が空気中に滞留しやすくなるため、注意が必要です。

また、インフルエンザは、症状が現れる前から周囲に感染を広げることがあります。見た目には元気そうな人ばかりの場所でも、感染の可能性がまったくないとは言い切れません。

とはいえ、人と接することを必要以上に怖がる必要はありません。大切なのは、感染症の広がり方を知り、その場の状況に合わせて対策を選ぶことです。


今日から始めたい!秋の感染症対策5つのポイント


感染対策

特別なことを始めなくても、日常生活の中でできる対策はいくつもあります。無理なく続けられることから取り入れてみましょう。


1.こまめな換気を心がける


窓を開けたり、換気設備を適切に使ったりして、室内の空気を入れ替えましょう。換気によって、室内に漂うウイルスを含む粒子の濃度を下げることができます。

人が集まる部屋では、特に換気を意識したいですね。


2.人混みではマスクを活用する


混雑した電車やバス、人が集まる屋内施設などでは、マスクの着用も感染リスクを減らすための選択肢になります。使用する場合は、不織布マスクなどを選び、顔との間に隙間ができにくいよう着用しましょう。

咳やくしゃみなどの症状があるときは、周囲への配慮も大切です。


3.帰宅後や食事の前には手洗いを


外出先では、さまざまな場所に触れる機会があります。帰宅後や食事の前には、石けんと流水で丁寧に手を洗いましょう。指先や指の間、親指の周りなどは洗い残しやすい部分です。

手洗いは、ウイルスが付着した手で鼻や口などに触れることによる感染を防ぐうえでも大切な習慣です。


4.鼻や喉の乾燥を防ぐ


まだ加湿器を使うほどではないと感じる時期でも、喉の渇きを感じたら水分を補給するなど、日頃から体の潤いを意識してみましょう。

室内の乾燥が気になる場合は、湿度計で状態を確認し、必要に応じて加湿を検討するのもよい方法です。

ただし、水分補給や加湿だけで感染を防げるわけではないため、ほかの対策と組み合わせましょう。


5.睡眠・食事・ワクチンも意識する


忙しいと睡眠時間が短くなったり、食事が簡単なもので済みがちになったりすることもありますが、できるだけ十分な睡眠を確保し、さまざまな食品を組み合わせたバランスのよい食事を心がけましょう。

また、インフルエンザワクチンには、発症や重症化のリスクを減らす効果が期待できます。接種しても感染を完全に防げるわけではありませんが、特に高齢の方や基礎疾患のある方などは、医師と相談しながら接種を検討するとよいでしょう。


心地よい秋を元気に楽しむために


スポーツの秋

爽やかな秋晴れの日は、散歩や旅行、スポーツ、紅葉狩りなど、外に出かける楽しみも増える季節です。

一方で、季節の変わり目は気温や湿度が変化し、これからは暖房を使う機会も増えていきます。

インフルエンザへの対策は、寒さが厳しくなってから始めるものとは限りません。すでに流行が広がっている今だからこそ、帰宅後の手洗いや室内の換気、人混みでのマスクなど、毎日の習慣を改めて見直しておきたいですね。

こうした一つひとつの心がけが、自分自身だけでなく、大切な家族や周囲の人を守ることにもつながります。

心地よい秋晴れを思いきり楽しむためにも、まずは今日、帰宅後の手洗いや部屋の換気から始めてみてはいかがでしょうか。