なぜ夏は食欲が落ちる?お盆明けこそ注意 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2026.08.19
なぜ夏は食欲が落ちる?お盆明けこそ注意

食欲低下

お盆休みも終わり、そろそろいつもの生活に戻り始める頃ですね。

旅行や帰省、外食などで楽しく過ごした一方で、

「休んだはずなのに、なんだか疲れている」
「朝から食欲がない」
「最近、冷たいものばかり食べている」

そんな変化を感じている方もいるのではないでしょうか。

実は、お盆明けは夏の疲れが出やすい時期。厳しい暑さが続く中で、生活リズムが乱れたり、睡眠不足になったり、食事の内容が変わったりと、体には思っている以上に負担がかかっています。

そして、そんなときに気をつけたいのが「食欲の低下」です。

暑いと食欲がなくなるのは、決して珍しいことではありません。

しかしながら…そもそもなぜ夏になると食欲が落ちるのでしょうか?

実は食欲は、単に「お腹が空いた」という胃からのサインだけで決まっているわけではありません。

そこで本日は、「夏に食欲が落ちる理由」「お盆明けこそ意識したい食事のポイント」をご紹介します。ぜひ、夏を元気に乗り切るヒントにしてみて下さいね。


食欲は「お腹が空いた」だけでは決まらない


私たちは、「お腹が空く」→「何か食べたい」→「食べる」という順番で食欲が生まれると思いがちです。 もちろん空腹感は食欲に関係していますが、それだけではありません。

食欲には、血糖値やホルモン、睡眠、ストレス、活動量など、さまざまな要素が関係しています。そして、それらの情報を受け取りながら食欲を調整しているのが脳です。

つまり食欲とは、「胃が空っぽになったから食べる」だけではなく、”体全体の状態を脳が判断した結果”ともいえるのです。

では、暑い夏になると体の中では何が起こるのでしょうか?


暑い夏、体は体温調節で大忙し


夏の食欲低下

気温が上がると、私たちの体は体温が上がりすぎないように、汗をかいたり、皮膚の血流を増やしたりして熱を外へ逃がそうとします。

つまり暑い日は、体が一日中、体温を一定に保つために働いているということ。

さらに、猛暑の屋外と冷房の効いた室内を行き来すれば、温度環境も大きく変化します。こうした暑さや温度変化が続くことで体への負担が大きくなり、食欲が落ちることがあります。

「暑いから食べたくない」というのは、単なる気分の問題ではありません。体が暑さに対応していることも、食欲に影響しているのです。


「冷たいものなら食べられる」の落とし穴


夏になると、「ご飯は食べたくないけれど、そうめんなら食べられる」「温かい料理は無理だけど、冷たいフルーツなら食べられる」ということがありますよね。

暑いときに、冷たいものやさっぱりしたものが欲しくなるのは自然なことです。

ただ、ここには夏の食事の落とし穴があります。

食べやすいもの=必要な栄養が十分に摂れるもの、とは限らないのです。

例えば、そうめんだけ。冷やしうどんだけ。アイスだけ。果物だけ。といった食事が続けば、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが不足しやすくなります。

そして食欲が落ちている状態で栄養不足が続けば、

「疲れる」

「動きたくない」

「お腹が空かない」

「さらに食べない」

という悪循環につながることも。

夏バテと呼ばれる状態の中には、こうした食欲低下と栄養不足の悪循環が隠れていることがあります。


だからこそ「お盆明け」は要注意


お盆休み中は、外食が増えたり、食事時間が不規則になったり、夜更かしをしたりと、生活リズムが乱れやすいもの。旅行や帰省で普段よりたくさん動いて、思っている以上に体力を使っていることもあります。

そして休みが終わると、「食べ過ぎたから、今日は食事を減らそう」と考えてしまうことも。

でも、お盆明けは食事を極端に減らすより、まず普段の食事リズムを取り戻すことが大切です。

暑さで食欲が落ちているところに、さらに食事量まで減らしてしまえば、夏の疲れを長引かせることにもつながりかねません。


食欲がないときは「足し算」で考える


そうめん

では、食欲がないときはどうすればいいのでしょうか?

ポイントは、無理に一人前を食べようとしないこと。「食べられるものに、足りないものを少し足す」と考えてみましょう。

例えば、そうめんを食べるなら、「そうめん+卵+豚しゃぶ+トマト+薬味」にする。

冷奴なら、「豆腐+しらす+大葉」にする。

朝食が重く感じるなら、「ヨーグルト+果物+卵」など、食べやすいものを組み合わせる。

これだけでも、単品で済ませるより栄養を補いやすくなります。


「食欲がない」は体からのサインかも


夏の食欲低下は、多くの人が経験するものです。でも、「夏だから仕方ない」とそのままにしてしまうと、食事量や栄養バランスまで崩れてしまうことがあります。

特にお盆明けは、暑さに加えて生活リズムの乱れや夏の疲れが重なりやすい時期。まずは朝・昼・夜の食事リズムを少しずつ戻す。食欲がなくても、食べられるものを少量から。そして、麺類や冷たいものだけにならないよう、たんぱく質や野菜をプラスする。

このくらいの意識で十分です。

(*ただし、食欲が長期間戻らない、意図せず体重が減っている、強いだるさや吐き気、腹痛などを伴う、水分も十分に摂れないといった場合は、単なる夏バテと決めつけず、医療機関に相談しましょう。)


食べられるものから少しずつ整えていこう


まだまだ残暑は続きます。お盆休みが終わった今は、頑張りすぎるよりも、まず体をいつものリズムに戻してあげること。

「食欲がないから食べない」のではなく、「食べられるものから、少しずつ整える」。 そんな無理のない食事で、夏の疲れを秋まで持ち越さないようにしたいですね。